スタジオ便り

スタジオから日々のあれこれお届けします

遊び込むことの大切さ

子ども達にとって「遊び込む経験」はとても大切です。


子どもが1つの遊びばかりずっと熱中していると、


「いつまでこの遊びをするんだろう」


「集中力はすごいけど…」


大人はついついそんなことを思いがちですが、実はこの何度も繰り返し遊ぶ経験は無駄ではありません。


満たされて次へ

同じ遊びを何度も何度も繰り返し、満たされてくると子どもは次の遊びに移行したり、遊びを発展させたりします。

遊び込むことでこの経験を積むことが必要です。


遊びの質と子どもの発達はリンクしていて、互いに相乗効果を及ぼすとされています。

今している遊びが十分に満たされれば、子どもは自ら遊びの質を変化させ、それが発達にもポジティブな影響をもたらします。


遊びはあくまでも自発的なものです。

自発的に遊ぶ中で十分に満たされ、次の遊びへの移行や、今の遊びを発展させることが成長に繋がります。


遊びを通じて体得する

子ども達は多くのことを遊びを通じて体得していきます。

心と体、社会性、思考力や興味関心、自己表現、道具の扱いなどなど。


子ども達が「やりたい」と自発的に始めた遊びの中で体と心を使い、そして「考える」経験を沢山積むことでこれらが身についていきます。


遊び込んでいる状態は、高い集中力を発揮し、時間も忘れるくらい遊びに没頭することです。

「楽しい」というポジティブな感情で遊び込んでいる時の経験は定着もしやすいです。


環境づくり

遊び込むことが重要だとは言っても、特性や環境によってはそれが難しい子たちもいます。

スパーク西京極では、遊び込む経験をできるだけ沢山積めるよう、療育スタッフたちが1対1でサポートをしています。



子どもにとって遊ぶことがなぜ大切か

子ども達、特に幼児期の子たちが発達していくには毎日たくさん遊ぶことが欠かせません。


「子どもの仕事は遊ぶことだ」と昔から言われています。


子ども達は遊ぶことで、運動能力、コミュニケーション能力、思考や記憶の力など、悩と体と心の発達をしていきます。


最近では遊ぶ空間、時間、仲間がどうしても少なくなりがちですが、今一度遊びの大切さを見直すことが必要です。


運動機能の発達

力加減のコントロール、タイミング、バランスなど、日常生活では知らず知らずのうちに沢山の運動機能を使いこなしています。

運動をコントロールするのは脳と全身に張り巡らされた神経細胞です。


おおよそ6歳になるころには、神経系の発育が成人の90~100%完了すると言われています。

この劇的に神経系が発達する幼児期に遊びを通じて体を使うことで、運動機能も著しく向上します。


この時期に体を沢山使った遊びをし、自分の体を調整しようとトライした経験が、後の器用さや、怪我や事故防止の力、新しい運動技能の習得に関わってきます。


認知能力の発達

遊びをする中で、状況に応じて体を動かしたり、考えたりする経験を沢山積むことができます。

体を動かすことはもちろん、上手くいかないことに直面した時に考えてみたり、新しく遊びを創っていくなかで、脳の様々な領域を使います。


脳は使うことで発育発達が進みますので、遊びを通じて認知機能、知的機能、運動を制御する力、創造力といった機能をめきめきと伸ばしていくことに繋がります。


社会性の発達

遊びの発達段階が進んでいくと、お友達と遊ぶことが少しずつ増えていきます。

お友達と遊ぶと自分の意見を主張する場面、相手を受け入れる場面、折り合いをつける場面、時にはケンカをすることもありますが、そういった様々な経験を積むことで社会性を発達させていきます。


自分の意見を全く言えないこと、相手の意見を全然聞けないこと、

そのどちらも将来的に困りごとの原因になってしまいます。


子ども同士関わる事が苦手な場合も、まずは信頼できる大人との沢山関り、認めてもらう経験を積むことで子どもが他者と関わる事に積極的になれます。


心の発達

遊びは自発的なものです。

自発的に取り組んだ経験が、子ども達の心の発達に繋がります。

また、自発的に始めた遊びの中で上手くいかないことがあっても、子どもなりに何とか解決しようと試行錯誤し、遊び込むことで粘り強さや集中力といった大切な力が発達していきます。


また、遊びの中で嬉しい、悲しい、悔しい、楽しいなどたくさんの気持ちを味わうことで感情を発達させていくことにも繋がります。


ちなみに、テレビやゲームといったものは娯楽に分類され、自発的なものではなく、受動的な側面が強いとされています。

元々、消費の為に作られた物なので、経験としても「蓄える」より「消費する」性質があります。

「ダメ」と言うわけではないのですが、体を使い、他者と関わり、外で遊ぶ機会もできるだけ作ってあげたいものですね。


スパーク運動療育西京極スタジオでは、体を使った遊びを通じて大人が積極的に関わることで、お子様一人一人の発達段階に合わせた療育を行っています。