こどもたちのごっこ遊び②:普段の生活の再現から始まる

前回のブログからの続きで、しばらくは子ども達のごっこ遊びについて深堀していきます。


ごっこ遊びが始まるのは1歳ころからと言われます。

基礎的なイメージの力が芽生えてくるのが1歳半頃ですから、それと同じか少し後にごっこ遊びが出現するようです。


初期のごっこ遊びは、まだ他者と複雑な関わりがあるという感じではありません。

おままごとなどで想像されるごっこ遊びはもっと後です。

その基礎となる遊びがこの頃から始まります。


模倣遊び・再現遊び

初期のごっこ遊びは「ごっこ遊び」というよりは「模倣遊び」「再現遊び」と言ったほうが正確かもしれません。


日常生活で印象に残っている事柄をイメージし、それを真似する感じで遊びます。

例)

・洗濯ものを干すふりをする→母親が家事をする姿の模倣

・コップに砂を入れて飲むふりをする→ご飯の時の再現


などなど、特に大人の様子をよく見ながら、遊びの中でそれを表現します。

これが初期のごっこ遊びです。

まだまだ「なりきっている」とか「役割」とかそういうのはありません。


お母さんになりきって洗濯ものを干しているのではなく、洗濯物を干すお母さんを真似ているような感じです。

その場に他の子や大人がいても「一緒にしている」という感覚もまだまだ少ないです。


なので、この時期の関わり方としては、役割等を設定してあげるというよりは「反応」を大切にしてあげることが必要です。


大人が内容をくみとってあげる

1歳の子どもが、お皿に砂を入れて食べるふりをしていたとします。

もしくは、大人の私たちにそのお皿を差し出してきたとします。


あくまでもまだまだ再現をしている頃ですから、大人の私たちが「あ、これはご飯だな」とくみとってあげて、

「いただきまーす!」「ぱくぱくぱく」と言って食べるふりをして、再現の世界を充実させてあげます。

まだまだそこから大きく遊びを膨らませることは難しいので、子どもたちは再び繰り返したり、自分も「いただきます」の真似をしたりします。


イメージの共有が始まったり、始まらなかったり

2歳頃になるとかなりイメージの力も発達してきますし、言葉も増えてきます。

ただ、まだまだお友達とイメージをしっかり共有し合うことは難しいので、

噛みあっているような噛み合っていないような感じになります。


積極的にイメージを共有しようとする気持ちが出てくるので他の子を誘ったり、

「〇〇買ってきてー!」みたいな感じで巻き込もうとしてみたりします。

そこで相手の子が乗って来てくれると、遊びが発展していきますが、できたりできなかったりです。


まだまだ各自で遊ぶ並行遊びの時期。

協力して1つの家族をつくると言うより、あっちこっちでお家?お母さん?が林立しているような感じです。

各々が各々の世界観で遊んでいます。

大人の助けがあると、物の貸し借りができて関わりがあったり、イメージを共有できることがあったりします。


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