スパークでの関わり方「共動・共感」

スパーク運動療育では「共動・共感」という言葉を子どもとの関わりの基本にしています。

「共感」は検索すれば出てきますが、「共動」は出てきません。


「共動」はスパーク独自の言葉です。

私も初めてスパークを知った時、「共動」ってなんだろうって検索したけど出てこなかったのを覚えています(笑)


共感は他者の気持ちを理解し共有することですが、スパークでは気持ちに加えて体の動きでも表現することを大切にしています。

人それぞれですが、嬉しい時に飛び跳ねたり、ガッツポーズが出たりします。

悲しい時は肩を落としたり。

人の感情には動きがつきものです。

なので、「共感」だけでなく「共動」という言葉を用いて、心と体を沢山使って表現するような子どもとの関わり方をしています。


具体的にどんな関わり方をするかですが、まずは褒めることです。

褒めると言っても、先生が生徒を褒めるような声掛け、身振り手振りではなく、子どもと同目線で関わることを大切にしています。


褒めるシーンは主に3つです。

1.ありのままを褒める

2.頑張っている過程を応援、励ます

3.達成を喜び合う


ありのままを褒めるのは、来所時に療育士達が子どもの服装を褒めたり、来てくれたことに感謝を示したりといった感じです。

他にも、子どもたちが見つけた遊びに対して「そんなん見つけたの!?すごい!」と反応するようなシーンです。


頑張っている過程を応援するのは、何か遊びにチャレンジしている時に「がんばれー!」という声掛け、身振り手振りをすることです。

チャレンジが成功すれば、「喜び合う」ように褒めます。

結果的に「すごいー!」とか言っているのですが、言い方が上からにならないようにしています。


共動についても、子どもの遊びを一緒になってやってみること、気持ちを体で表現することを大切にしています。


こういった共動・共感の関わりをすることで、子どもたちの感情にはたらきかけ、コミュニケーションにつながる信頼関係のベースを構築しています。

また、発達に特性のある子たちはストレスに曝される機会が多いため、ありのままを認める共感の声かけが重要になります。

信頼関係が構築され、ストレスが和らいだ状態でやり取りをすることで考える力、表現する力が身につきます。

他者に認められることや、やり取りができた経験は自己肯定感の高まりにつながります。


このサイクルの中で子どもたちは感情を発達させ、社会性を育んでいきます。


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