保護者との愛着形成

乳児期、幼児期の発達は保護者との愛着形成がベースになってきます。

子どもたちは保護してくれる大人の力が無ければ生きていくことは非常に難しいです。

そのため、養育者との関りから受ける影響はとても大きなものだと考えられます。


親や親代わりとなる人物との愛着形成が大切な理由について紹介していこうと思います。


この社会は安心できるものだと知る

子ども達は乳児期や幼児期に保護者との信頼関係を気付くことで「自分が生きていくこの社会は安心できるものだ」という感覚を持つようです。

最も身近な人間関係である保護者から、たくさんのスキンシップや言葉がけをしてもらうことでこの感覚が養われていきます。


保護者と子どもとの相互的なコミュニケーションを日々繰り返すことで、愛着が形成されていきます。

この形成された愛着は、その後の人生における人格形成や社会性と言われる部分にも大きな影響を与えることが分かってきています。


子どもが保護者に発生や接触で働きかけ、それに対して保護者が応答することで、子どもは保護者に対して安心して頼れる存在であると認識し、自信を持っていきます。

保護者からの働きかけ、子どもの働きかけに対する応答を大切にしていくことで愛着形成が進んでいきます。


心身の発達には安心感が必要

子どもたちの心身の発達には、少なからず挑戦や困難が伴うため、「安心感」が必要になります。

体の発達であれば、重力や触覚刺激に対しての感覚が安心の材料になります。

心の発達には、前述したような「この社会は安心できるもの」という感覚もそうですし、「安全基地」としての保護者の存在も大切になってきます。


子どもは親が見守っている状況下で、遊びを通じて環境の探索であったり、物事への挑戦を行います。不安や恐怖などの感情に襲われると、避難場所として「安全基地」である保護者への接触を求めます。

スパークでも、遊びに挑戦を伴う時は、子ども達はお母さんやお父さんの所へ飛び込んでいく姿があります。

これは決して悪いことではありません。

むしろ、きちんと安全基地があるからこそ心身の発達が可能になります。


保護者も遊びに

スパーク西京極では保護者にも療育に同席していただいております。

可能な範囲でかまいませんので、遊びに加わっていただくと、子ども達はとても嬉しく、発達にもプラスに働きます。

遊びに加わっていただかなくとも、子ども達が安全基地として保護者を求めた際に応答を返してあげるだけでも、有意義な時間を過ごしていただけます。


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