スタジオ便り

スタジオから日々のあれこれお届けします

「スパーク運動療育 四条段町スタジオ」新規開設予定のお知らせ

残暑厳しい毎日が続いておりますが、皆さま体調はいかがでしょうか。

緊急事態宣言中の新学期、何かとストレスの多い毎日です。

お子さまが笑顔で、スパークでの楽しい時間を過ごせるように。

明るく元気な指導員たちが、お子さまの通所をお待ちしております!


さて今秋、新たに「スパーク運動療育四条段町スタジオ」を開設する運びとなりました。

西京極スタジオに通われている保護者の皆さまには、改めて ”開設のお知らせ” をお渡しいたします。

療育の基盤、わたしたちが大切にしている姿勢などは、どちらのスタジオも変わりありません。

四条段町スタジオのほうが通いやすいなどございましたら、またご相談ください。

今年度中には相談支援事業所の開設、次年度以降は小集団療育や学習支援型の放課後等デイサービスの開設も視野に、

より広い視点でお子さまに寄り添い、発達に寄与できるよう、保護者の皆さまと共に悩み成長できるよう、

職員一同、引き続き努めてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。


🌸スパーク運動療育四条段町スタジオ🌸

住所:京都市右京区梅津南上田町2番地 段町ビル

   (梅津段町交差点を西へ。1つ目の信号、南西角「平杉耳鼻咽喉科クリニック」の南隣の2階建ビルです。)

開設予定:9月下旬(開所日が決まり次第、お知らせいたします。)


スパーク西京極

管理者 熊谷

四条段町スタジオで研修を行いました

新しく開所予定の四条段町において、東京のスパーク本部から清水先生と酒井先生をお招きし、研修を行いました。

また、他事業所の先生も研修に加わっていただきました。



3日間みっちりと研修をしていただき、スタッフも療育について改めて深く考えることができました。

研修で得たことを活かして、新しい四条段町スタジオも西京極スタジオも更に良い療育を提供できるようにしていきます。


ご協力いただいた先生方、3日間ありがとうございました。


100%を知っているから加減が出来る

「力加減ができなくて」というお悩みをスタジオでもよく聞きます。

子ども達は遊びや日々の生活、他者との関りの中で力加減を知っていきます。

その中で一般的に言われていることが、「100%を知ること」です。


力加減がなぜ大切?

力加減ができるようになることは、個人単位での心身の成長だけでなく他の子と遊んでいく中でも大切になってきます。

工作や食事などの細かい作業をする際などに、力加減が出来ていないと上手くいきません。

お友達との関りでも、毎回強い力で触れ合っていると上手く関わることがで難しくなります。

好きなアニメのごっこ遊びなのに本気で叩いてしまうなどはよくある例かと思います。


力加減を少しずつできるようになっていくことで、できることも増え、さらに発達も進んでいきます。


まずは思いっきり体を動かすことから

力加減を覚えるにはまず自分の出せる力の100%を知る必要があります。

上限を知らない状態で30%、50%などに調整しようとしても難しいです。


スパーク西京極でも力加減が苦手な子たちは少なくありません。

もちろんその都度「そっとだよ」と声を掛けたりお手本を示したりはします。

ですが、それと同じくらい、思いっきり体を動かして楽しく遊んでもらうことも大切にしています。


特に強く押したり引いたり、思いっきりジャンプしたり、投げたり、全身を大きく使うことで100%の力を出す遊びを十分に満たしてあげます。


「そっと握ってね」と伝えることも必要ですが、子どもたちにとっては全力で握る経験も同等に大切なことです。


スピードも同じ

力加減だけでなく、スピードも同じです。

そっと歩く、止まる、ゆっくり走る。

それができるようになるためには、全力で走る経験が必要です。


思いっきり走るとどれくらいのスピードが出るのか。

それがわからないと、「ゆっくり」がどれくらいかは分かりにくいです。


調整する力を伸ばそうと、調整する練習ばかりをするのではなく、成長と共に強くなっていく100%の力を知るためにも全力で遊べる機会をたくさん作っていきたいものですね。




運動学習に必要な褒めと自発的な運動

スパーク運動療育では遊びを通じた運動とやりとりを中心に子ども達の発達を促しています。

その中でも褒めることと、自発的に体を動かすことを大切にしています。

どうしてそれが大切なのか、脳科学の観点から簡単にお話ししていこうと思います。


運動の発達を支える脳の領域は2つ。

大脳基底核と小脳です。


小脳は以前もブログに書きましたので、併せてご覧ください。


ご褒美大好き大脳基底核

大脳基底核は運動学習を担う領域の1つで、特に報酬への反応が大きいです。

脳にあるドーパミン(嬉しい感情やご褒美で分泌)というホルモンの8割近くがこの大脳基底核に集まると言われています。

大脳基底核は運動の良し悪しを、ドーパミンの分泌具合で判断しています。


運動が出来た直後に、子ども自身が「嬉しい」と思えること、そして褒めという大人やお友達からのご褒美がもらえられることで活性化し、運動を定着させていきます。


スパークでは褒めることをとても大切にしています。

褒める効果は運動の学習以外にも自己肯定感をあげることや、さらなる行動を促す原動力になるということが分かっています。

スパークで褒めるメインの理由はそっちなのですが、実は運動学習の面でも役立っています。


失敗と自主性が大好きな小脳

もう1つ運動学習に大きく関わっているのが小脳です。

小脳は失敗から学びます。

失敗した運動に対して調整して再度チャレンジしていく過程で活性化し、運動を学習していきます。


また、小脳は本人の自主性や創造性によるところも大きく、自発的な運動や遊びでさらに働きます。

スパークでは、子どもの「やってみたい」という気持ちや自由な発想を大切にしています。

その中で体を動かすことで、運動面での発達も促されていきます。




保護者との愛着形成

乳児期、幼児期の発達は保護者との愛着形成がベースになってきます。

子どもたちは保護してくれる大人の力が無ければ生きていくことは非常に難しいです。

そのため、養育者との関りから受ける影響はとても大きなものだと考えられます。


親や親代わりとなる人物との愛着形成が大切な理由について紹介していこうと思います。


この社会は安心できるものだと知る

子ども達は乳児期や幼児期に保護者との信頼関係を気付くことで「自分が生きていくこの社会は安心できるものだ」という感覚を持つようです。

最も身近な人間関係である保護者から、たくさんのスキンシップや言葉がけをしてもらうことでこの感覚が養われていきます。


保護者と子どもとの相互的なコミュニケーションを日々繰り返すことで、愛着が形成されていきます。

この形成された愛着は、その後の人生における人格形成や社会性と言われる部分にも大きな影響を与えることが分かってきています。


子どもが保護者に発生や接触で働きかけ、それに対して保護者が応答することで、子どもは保護者に対して安心して頼れる存在であると認識し、自信を持っていきます。

保護者からの働きかけ、子どもの働きかけに対する応答を大切にしていくことで愛着形成が進んでいきます。


心身の発達には安心感が必要

子どもたちの心身の発達には、少なからず挑戦や困難が伴うため、「安心感」が必要になります。

体の発達であれば、重力や触覚刺激に対しての感覚が安心の材料になります。

心の発達には、前述したような「この社会は安心できるもの」という感覚もそうですし、「安全基地」としての保護者の存在も大切になってきます。


子どもは親が見守っている状況下で、遊びを通じて環境の探索であったり、物事への挑戦を行います。不安や恐怖などの感情に襲われると、避難場所として「安全基地」である保護者への接触を求めます。

スパークでも、遊びに挑戦を伴う時は、子ども達はお母さんやお父さんの所へ飛び込んでいく姿があります。

これは決して悪いことではありません。

むしろ、きちんと安全基地があるからこそ心身の発達が可能になります。


保護者も遊びに

スパーク西京極では保護者にも療育に同席していただいております。

可能な範囲でかまいませんので、遊びに加わっていただくと、子ども達はとても嬉しく、発達にもプラスに働きます。

遊びに加わっていただかなくとも、子ども達が安全基地として保護者を求めた際に応答を返してあげるだけでも、有意義な時間を過ごしていただけます。


お盆休みのお知らせ

暑中お見舞い申し上げます。

8月14日(土)~8月16日(月)

スパーク西京極はお盆休みを頂きます。

休業期間中のご連絡は、留守番電話にメッセージをお願いいたします。

急を要するご連絡以外につきましては、休み明けの17日(火)に対応させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


スパーク西京極

管理者 熊谷

どれだけグルグル回っても目が回らない子?

お子様がどれだけグルグルと回転しても目が回らない姿を見て不思議に思うことはありませんか?

何回転もしているのに真っ直ぐ歩ける、目が回らないからグルグルと回転して遊ぶことが好き。


療育をしている私達としても、子どもたちのそんな姿をよく目にします。


今回は目が全く回らない子の理由と、そんな子たちが積極的に取り組んでいきたい遊びを紹介します。


「全然目が回らない」は前庭感覚が未熟か鈍感

目が回らない子は前庭感覚が鈍感であったり未熟であったりすると言われています。

前庭感覚とは、耳の奥にある前庭器官(耳石器、三半規管)による感覚です。

前後左右あらゆる方向への頭(身体)の移動、傾き、加速などを感じる場所で、その情報と視覚や筋肉、関節からの情報を元に人間はバランスを保っています。


前庭感覚が未熟な子たちは姿勢保持や運動も苦手になりやすいと考えられています。

目が回らない子たちも、この前庭感覚に未熟さや鈍感さがあると考えられています。


前庭感覚と言っても、

耳石器とよばれる所で感じる直線方向への移動と、三半規管で感じる前後左右や回転があります。

目が回らない場合は特に三半規管に未熟さがあると考えられていますが、前庭感覚を全体的に刺激できるような遊びを積極的に取り組んでいくことが大切です。


どんな遊びを積極的にしていけば良い?

揺れや不安定感のある遊びを積極的に取り入れていきたいです。

公園の遊具であれば、シーソーやブランコは揺れの刺激。

すべり台であれば前後への加速の刺激を入れて遊ぶことができます。

他にもグラグラする遊具などもおすすめです。


お子様によっては、遊具が怖い場合があるので、保護者が一緒に乗ってあげたり、小さなものからチャレンジすると良いと思います。


お家で出来る遊びなら、抱っこで様々なスピード(初めはゆっくり)、様々な方向にぐるぐると回してあげたり、保護者と関わって愛着を形成しながらも感覚を刺激できる遊びがおすすめです。