子どもの怒りやイライラをしずめよう!!

こんにちは。

放課後等デイサービスカプリスです。

今日は、アンガーマネジメントのお話をさせていただきます。

子どもの怒りやイライラをしずめよう!!

子ども向けアンガーマネジメント!!

 

「子どもが怒って、親の言うことを聞かない」

「子どもが癇癪を起こして大声を出す」

などで困っている保護者の方も多いかと思います。

ここまでは、お父さま、お母さまも許容範囲かもしれません。

でも、これがエスカレートすると、怒りやイライラからモノに当たったり、お友だちに暴力をふるったりしてしまう可能性があります。これらは、

子どもが感情をコントロールできず、怒りやイライラに巻き込まれてしまうことによってしてしまう行為です。

「怒り」という感情が湧くことが悪いのではありません。

怒りは、自分の思い通りにならなかったり、バカにされたり、心や身体を傷つけられたりすれば、自然とこみ上がってくる衝動です。怒りを押し殺して我慢することは、精神衛生上良くありません。

とはいえ、子どもが怒りやイライラを感じたときに、大声を上げず、人やモノを傷つけず、さらに怒りの感情を処理するには、どうすればいいのでしょうか??


「アンガーマネジメント」という方法があります。

企業研修などで教わることが多いので、大人の為のスキルだと思われていますが、子どもでも身につけられる方法です。


アンガーマネジメントとは?

そもそもアンガーマネジメントってなんでしょうか。

直訳すると「アンガー=怒り」の「マネジメント=管理」です。

「怒りの感情をコントロールし、その感情とうまく付き合っていく」ための、心理トレーニングのことを言います。


アンガーマネジメントの必要性

アンガーマネジメントを身に付けることによって、怒りやイライラの感情に巻き込まれ、爆発することがなくなります。

正しく身に付けられれば、モノに当たって壊したり、お友だちとの関係が破綻したりすることもなければ、「なんであのとき、あんなに怒ってしまったんだろう…」「あんなことしなければよかった…」などの後悔の念にさいなまれることもありません。

そして、アンガーマネジメントでは、「怒りがこみ上げることは悪いことである」とは捉えていません。

怒りを抑圧することでストレスがたまり、健康に悪影響を与えます。落ち着きがなくなったり、うつ症状が出てくる場合もあります。主張が少ない子どもにも、注意が必要です。

怒りという自分の気持ちを相手に受け入れやすい形で表現できるようにすることも、アンガーマネジメントが必要な理由です。


6秒カウントダウン

「6秒カウントダウン」を聞いたことがありますか?

「自分がイライラしている」ということに気づいたら、6秒数えてみましょう。少しずつ怒りが収まっていきます。

怒りがコントロールしにくいのは、「アドレナリン」が分泌されるせいだと言われています。

このアドレナリンは、6秒で全身を巡ります。つまり、この6秒間さえ我慢できれば、怒りは抑えやすくなるということです。

「1、2、…、6」と数えるのでもいいし、

「大丈夫」「ドンマイ!」など、自分で自分を励ます「魔法の言葉」を6回口にするのもいいですね。


怒りを点数にすること

そして、「怒りを点数にすること」です。

数の概念がわかってきたら、0点が何も感じていない平穏な状態、10点が怒り爆発寸前の状態として、

「今のイライラ、何点?」と子どもに聞いてみましょう。

そう聞かれることで子どもは、自分の中の怒りを客観的に捉えることができます。

それだけで、自分の怒りに巻き込まれることが少なくなります。

「5点」など低い点数が出たとき、「あれっ、そんなに怒ることじゃなかったな」などと少し冷静になることができます。


ここで、放課後等デイサービスカプリスの取組みをご紹介します。

カプリスでは療育中に、”怒りを数字に例えるゲーム”などで楽しんでいます。

出たカードのお題に対して、「せーの!!」とみんな同時に ”いかりゲージ” のカードを出します。

それぞれ違う”いかりゲージ”を出すことで、各々の「怒りのツボ」がわかります。

そこで「なぜ、そんなに怒ったの?」「どうすると怒らない?」

「相手が謝ってくれたら、怒りのゲージは下がる?」など質問していくことで会話も盛り上がり、怒りにくくなる「気づき」が得られるかもしれません。


このようにカプリスでは、社会に出て必要なスキル(SST)を楽しい遊びをとおして学んでいます☆

体験や見学は随時受付中です!お気軽にお問い合わせください。

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