前回に続いて筆圧についてを少しお伝えします。
筆圧が強すぎる要因には、以下のようなことが考えられます。
・「書く」ことに集中しすぎる
・筋肉の過度な緊張
・文字へのこだわり(濃い文字じゃないと嫌だ、など)
筆圧が強すぎると、服などで文字が擦れて用紙が汚くなってしまったり、疲れて集中力が持続しづらかったり、消すことに時間がかかり、テストなどでタイムロスになったり、などの問題も出てきます。
では、筆圧を少し弱くする為に、お子さんへどのようにアプローチすれば良いでしょうか?
例えば・・・
①声掛けを工夫する
イメージしやすいように「紙が痛くないように書こうね」「優しく書きます」等の声かけは効果的です。
「もうちょっと弱く」「もっと薄く」などは子どもがイメージしづらいため、具体的な声掛けを工夫してみましょう。
②背筋を伸ばして
姿勢が悪いと、筆圧もそうですが、形良く文字を書くことも難しくなります。
背中を伸ばして座ることを意識してみましょう。
背筋が伸びると机と顔の間に距離ができることで、呼吸がしやすくなります。気持ちも落ち着きます。
気持ちが落ち着くと、リラックスして力を抜いて書くことができます。また、姿勢が安定すると、長時間の作業や勉強に集中できるので、学習面の伸びにも繋がります。
③柔らかいものに触れる
筆圧の強いお子さんは普段から力を入れているために、手や指先の柔軟性が低く固くなりがちなので、遊びを通して、柔らかいものに触れることが効果的です。
例えば、フェルトボールなどの柔らかいクラフト材料や紙粘土を使っての工作、水風船で遊ぶなど。最初は上手く扱えないかもしれませんが、繰り返し楽しく遊ぶ経験を積むことが何より大切です。
繊細なものをつまんだり、握ったりする中で指先の感覚が磨かれて、自然と筆圧を調整する力に繋がっていきます。
ご紹介したことはほんの一部ですが、継続して取り組むことで筆圧の強さを改善できる効果があるので、是非ご家庭でもやってみてはいかがでしょうか?
文字を書く筆圧が弱かったり、強かったりするのはなぜなのでしょうか?それには、様々な要因が考えられます。
例えば・・・
①背筋は伸びていますか?②足は床についていますか?
③机と椅子の高さのバランスは適切ですか?④書くことに緊張していませんか?
⑤鉛筆などの持ち方は合っています? などなど。
筆圧が弱いお子さんは、文字を書くことに自信がないことも推測されますが、指先の力加減が苦手なお子さまによく見られます。
指先の力加減を行う動作は微細運動といい、筆圧を強くするには、この微細運動が大切です。
微細運動が上手になるためには、どうすれば良いのでしょうか?
面談などでもお話させて頂いていますが、指先の力加減が上手になる為には、身体を大きく動かすことが最優先です。
身体を思いきり動かすためには、粗大運動をたくさん行いましょう。
粗大運動とは、大きな動きをする運動(例えばラジオ体操など)のことです。指先の微細運動と大きく関係しています。
人が動きを習得する順番は、粗大運動から微細運動の順番です。遊びの中で、まずは楽しく身体を動かすことが重要です。
思いきり身体を動かす時間と、手先や指先などの細かい動きをする時間を作り、徐々に指先が使えるようにしていきます。
カプリスでも運動療育の時間には、思いきり走ったり、ボールを追いかけたり、身体を大きく動かすと同時に、目と手の協応も意識した活動を必ず毎回取り入れています。
目と手の協応運動とは、目の動きに手の動きをあわせる力で、繰り返し行うことで微細運動が強化されます。
広い空間がなくても、家庭でもできる指先を使った遊びを紹介します。
①あやとり
効果:どの指にヒモを通すか考えたり、ヒモが外れないよう指の状態を意識しながらヒモを扱ったりすることで、手・指のボディイメージが育ちます。(ボディイメージ:からだの輪郭や動きを把握する力のこと)
②折り紙
効果:紙の厚みを感じながら押さえて折り目をつけていくことで、指先の触覚が育ちます。
(触覚:モノをさわる・さわられる感覚、素材の違いに気が付く感覚のこと)また、紙が動かないよう片手で押さえながら、もう一方の手で紙を折る動きは、右手と左手を意識してスムーズに動かす練習にもなります。
次回は、筆圧が強いお子さんについて の予定です。
こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。
最近は、体幹という言葉が一般的に使われるようになり、体幹トレーニングの重要性も広く浸透してきています。
そもそも体幹とは、字のとおり体の幹になる胴体部分のことを指しますが、
なぜ、この体幹を鍛えることが重要なのでしょうか?
腕や脚だけを強く鍛えたとしても、それらを支える胴体部分がふらふらしていては、体が安定しません。
体幹を鍛えることは、日常生活の歩行や姿勢の改善、疲れにくい体づくりができるなど大いにメリットがあるのです。
子どもたちも例外ではなく、強い体幹を作ることが重要です。
発達障害を持つ子どもたちの中には、発達の特性によって生まれつき体幹が弱い子どもが多くいます。
体幹が弱いと体が安定しないので、スムーズに活動できないことが少なからずあります。
例えば、、、
・食事に時間がかかる
・勉強したくても長時間座ることが難しい
・字を書くことがうまくできない
・友達と同じように遊べない、すぐに疲れてしまう
・身体がぐにゃぐにゃ・フラフラとしてうまく体操や運動ができない
など、体幹の弱さは、日常のあらゆる場面での困りごとにつながります。
発達障害を抱える子どもたちは、障害特性による直接的な困りごとのほかにも、
目には見えないところで、周囲の人が想像もできないような
多くの生き辛さやストレスに悩まされていることがあります。
できる・できないなどの表面的な行動だけで判断せず、
できていても無理をしていないか、できない場合はその理由や背景をしっかりと見極めてあげることが大切です。
<体幹が弱い子どもに見られる3つの特徴>
体幹が弱い子どもに見られるのは、主に以下のような特徴です。
・「姿勢が悪くなる」
・「集中力が低下してじっとしていられない」
・「まっすぐ走れない」
体幹の弱さからくる特徴では、姿勢が悪くなることが一番想像しやすいかもしれませんが、
実は、集中力や運動面などで困りごとが出てきます。
このような特徴は家庭でも見られるものですが、学校のような集団生活の場のほうが、よりはっきりと見えてきます。
姿勢が悪くなる
体幹が弱いと体が上手に支えられない為、姿勢の保持が困難です。
「まっすぐ座れない」「背もたれにもたれて、足を前に投げ出す」「猫背で頬づえをつく」
「机に突っ伏してしまう」「椅子の上に足を乗せて膝を立てる」などの行動が見られます。
立ち姿勢でも「まっすぐ立てない」「ふらふらしている」ことが多く、安定しません。
その見た目から、やる気がない・態度が悪いと誤解されてしまうことがありますが、決してそうではありません。
体幹が弱いために自分の体重を支えられずどうにか座っているので、このような状態になってしまいます。
集中力が低下してじっとしていられない
姿勢保持が困難なので、長時間座っているなど同じ姿勢でいることはとても辛いことです。
そのため、椅子に座っている時も足をぶらぶらさせたり、何度も立ち歩いてしまったり、
時には寝転んでしまうこともあります。
この状態では、授業を受けたくても集中することが難しくなってしまいますね。
また、じっとしていられないことで、ADHD(注意欠如・多動性障害)特性の多動と間違われることもあります。
まっすぐ走れない
体の軸が安定しないので、まっすぐに走ることが困難です。
走ろうとしても体がぐにゃぐにゃして、うまくバランスが取れず、
ドタバタ走ったりふらふらしてしまうので、かけっこでも速く走ることができません。
〈体幹が弱い子ことで生じる2つの困りごと〉
体幹が弱いことは、想像以上に子どもの心身の成長に影響を与えます。
子どもが家庭に次いで多くの時間を過ごす学校生活の中でも、
学習、運動、遊び、食事など、すべての活動での困りごとにつながりやすくなります。
できないことや辛いことが多いと、子どもの自信や自己肯定感を下げてしまうことになり、
心の成長にも影響を与えてしまいかねません。
全身の発達に影響する
子どもの発達には、中心から末端に、上から下に向かって発達していく順序性があります。
つまり、体の中心である体幹が十分に発達していなければ、その先の腕や指先、足などの発達は促されません。
全身をバランス良く発達させていくためには、
まずは体の軸になる体幹をしっかりと育てておくことが前提条件になるのです。
学校生活が辛くなる
学校では、椅子に座って授業を受ける時間がとても長いので、
姿勢保持の難しさや集中できないことによる困りごとや辛さが、より顕著に現れます。
また、まっすぐ走れないことで体育の授業や運動会などで、悲しい思いをすることもあります。
友達との遊びで鬼ごっこやサッカーなどをして遊ぶときにも、
運動面の苦手さが影響して、楽しく遊べないことがあります。
こうしたことが毎日続くと、だんだんと学校へ行くことが辛くなってしまいます。
また学校の授業は、小学校なら45分です。
45分間椅子に座ったままで姿勢を保ち続け、なおかつ先生の話に耳を傾けて授業に集中しなければいけません。
体幹が弱い子にとっては、座り姿勢を保つことだけで精一杯なことです。
その状態でさらに先生の話を聞き、板書をノートに書き写すなどは大人の想像以上に難しく、
座っているのが辛くて、席を立って歩きまわってしまう子どももいます。
そうなると、授業への参加自体が難しくなってしまいます。
授業中に集中して話を聞くことや活動への参加ができないと、
知的な遅れはないのに勉強についていけず、自信を無くし学力低下に陥ってしまうこともあります。
まずは遊びの中で楽しく体幹トレーニング
では、どのように体幹を鍛えていけば良いのでしょうか?
子どもたちが無理なく体幹トレーニングを続けるためには、
遊びの中で楽しく行うことが最も重要なポイントになります。
例えば、トランポリンや縄跳びなどのジャンプ遊び、木登りやジャングルジム、ブランコなど
公園にある遊具で遊ぶことも、体幹やバランス感覚を鍛えるトレーニングになるのでオススメです。
ぜひ、子どもが楽しくトライできるトレーニング遊びを見つけてあげてください。
例えば、縄越え遊び。
これは、カプリスでも盛り上がる遊びのひとつです。
①2つの椅子の足などにゴム紐をくくりつけて、高さのある障害物を作ります。
②ゴム紐の前に立ち、両足を揃えたカンガルージャンプでゴム紐を跳び越えます。
③ゴム紐に当たらずに跳び越せるようになったら、着地で音がしない静かなジャンプで行ってみよう!
腕を振って、膝のクッションを使い、足の指先を強く踏ん張るのがポイントです。
この遊びでは、高さのある障害物を跳び越えることで、跳躍力や空間認知力が養われます。
また、ジャンプ遊びでは腹筋背筋を刺激して、体幹も鍛えることができます。
音がしない静かなジャンプができるようになると、足の指先の踏ん張る力が付いて、
立ち姿勢でふらふらしなくなります。
さらに全身の連動性も身に付くので、スムーズでなめらかな動きの獲得にもつながっていきます。
他にも牛乳パックで作った「牛乳パックぽっくり」で競争をし、楽しみながらバランス感覚を鍛えています。
子どもにとっては、遊んでいるだけで力が身に付きできることが増えるので、
楽しくてどんどん取り組み、さらにどんどん力がつく!!という好循環の中で無理なく活動していくことができます。
※牛乳ぽっくりについて、詳しく書いているブログもあるので、そちらも併せてお読みください。
このようにカプリスでは、運動専用の広い療育室や公園で、遊びながら楽しく体幹トレーニングをしています(^^)
身体を動かすことによって体幹を鍛え、集中力が高まり、学習面でも高い効果が得られています。
体験や見学は随時受付中です!お気軽にお問い合わせください。
こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。
子どもが集団生活を送る中で、身体の不器用さや集中力のなさが目立ってくると、心配になる親御さまも多いかと思います。
原因の一つとして、感覚統合が上手くいっていない可能性が挙げられます。
そこで今回は、感覚統合についてのお話を少しさせていただきます。
まず、運動は大きく「粗大運動」と「微細運動」に分けられます。
順番としては、身体を動かす基本的な粗大運動を習得したのち、手先の細かな動きなどの微細運動を身に付けていきます。
「粗大運動」 「微細運動」 とは?
〇粗大運動→体が自由に動くようになる過程
「顔をあげ」→「頭をあげ」→「寝返りをし」→「支えなしに坐り」→「伝い歩き」
ができるといったプロセスを経て、1歳前後に1人で歩けるようになります。
そのあと、「後ずさり」→「階段をのぼる」→「ボールを投げる」→「ジャンプ」
といった運動ができるようになるのが2歳前後です。
赤ちゃんは、まず体が自由に動くようになる粗大運動を修得していきます。
〇微細運動→手を使って道具を使えるようになるまでの過程
「ガラガラを握る」→「モノに手を伸ばす」→「積み木を両手に取る」
といった手を使った動作ができるようになった赤ちゃんは、1歳を過ぎると「なぐり書き」ができるようになります。
その後、積木遊びを経て、2歳を過ぎると、何も見ずに「直線」→「十字形」→「円」を書けるようになります。
このように運動と感覚は、切っても切れない関係です。
私たちの脳は、感覚から入力された膨大な情報をきちんと分類したり、整理したりすることで、
体の動きをコントロールしています。これが感覚統合です。
この感覚統合の発達が遅れると、
複数の感覚を統合して身体を動かす時に、ぎこちない動きになったりして問題が生じることがあります。
活発だったりおとなしかったり、器用だったり不器用だったり、得意だったり不得意だったり、
もちろん、子どもたちはさまざまな個性を有しています。
ただ、周囲の子どもと比べて極端に違った行動をしている場合などは、
「感覚統合」がうまくいっていないことが一因かもしれません。
感覚統合とは、「7種類の感覚」を整理、分類して身体をコントロールすることです。
とはいえ、すべての人が感覚統合を問題なく出来ているわけではありません。
感覚統合がうまく行われていないと「感覚の受け取り方」に偏りが出るようになり、
自分を取り巻く状況を把握して適切な行動をとることが難しくなります。
感覚統合がうまくいかないことで現れる行動の変化や発達の違いについて
〇落ち着きがない
〇乱暴な言動が多くなる
〇ケガをしそうな「危ない遊び」を非常に好む
〇ハサミや色ぬりなど物を使った細かい動作が苦手
〇ジャンプしたり走ったりするときに動きが不器用に見える
〇転びやすい
〇人に触れられることを極端に嫌がる
〇言葉の発達がゆっくりである
など
感覚統合で重要な7つの感覚
私たちの体はさまざまな刺激を受け取る「感覚」を持っています。
感覚でよく知られているのが、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の「五感」です。
五感のほかにも感覚はあり、「固有受容覚」と「前庭感覚」が存在します。
固有受容覚と前庭感覚は、あまり聞きなれない用語ですね。
固有受容覚→手足の状態や筋肉の伸び縮み、関節の動きの感覚
前庭感覚→平衡感覚とも言われます。身体の動きや向き、傾き、スピードを感じる感覚。バランスや目の動きにも関係しています。
感覚統合は、一般的に子どもの頃から、日常生活のさまざまな遊びや活動を通して完成されていきます。
7つの感覚器官から脳に入ってきた情報が統合されて、一つの動作・運動が出来るようになります。
感覚統合が完成する速さには個人差があり、
発達障害の子どものように感覚に偏りがある場合(特定の感覚が過敏だったり、感じにくかったりするなど)は、
周囲の子どもより感覚統合がうまく進まない場合があります。
カプリスでは、広い運動専用の療育室で、吊り具やトランポリンなどの遊具を使ったり、
ボールを使ったゲームや鬼ごっこなど身体を動かす遊びを通して、感覚機能の発達を促す活動を毎回行っています。
体験は随時受付中です。お気軽にお問い合わせください。
こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。
今回は、「発達障害を持つ子どもとのかかわり方」について紹介していきたいと思います。
発達障害を持つ子どもは、生まれつき脳機能の発達の凸凹(でこぼこ)が激しく、人とかかわることが得意ではありません。
また、周囲の環境や人間関係とのミスマッチなどから、社会生活上支障が生じることがあります。
一言で発達障害と言っても、その特性はさまざまです。
今回は障がいの傾向別に、その特徴とかかわり方について紹介していきます。
まず最初に、発達障害の3つの傾向について説明します。
〇ASD(自閉スペクトラム症)
→対人関係の困難や興味・関心の限定、特定の行動を繰り返すなどの特徴があります。
「かかわり」「コミュニケーション」「こだわり」の障害を併せ持っています。
ASDはコミュニケーション能力や社会性に関する脳機能の偏りを広く捉えており、
よく耳にする「自閉症」や「アスペルガー症候群」の症状も
ASDに含まれるという考え方が一般的になってきています。
〇ADHD(注意欠如・多動症)
→忘れ物や遅刻などの「不注意」と、じっとしていられなかったり、なかなか集中できなかったりといった
「衝動性・多動性」を主な特徴とする障害です。
その他、過集中や自己中心性なども挙げられますが、中枢神経系の機能不全が推定されます。
幼少期からその傾向が見られ、女児より男児のほうが多いです。
〇LD(限局性学習症/学習障害)
全般的な知的発達に遅れはないものの、読み書きや、聞く・話す、計算・推論する能力のうち、
特定のものの習得と使用に著しく困難を示す特徴があります。
一般的には「学習障害」と呼ばれることが多いです。
※LDについて、詳しく書いているブログもあるので、そちらも併せてお読みください。
次に、そのような傾向を持つ子どもとのかかわり方や対応の工夫をお伝えします。
〇ASD(自閉スペクトラム症)
◎抽象的な言葉やニュアンスの理解が難しく、
注意の切り替えができなかったり、複数のことを同時にすることが苦手だったりします。
例えば「手を洗ってから、おやつを食べる」といった、
2つのことを一度に伝えようとすると、言葉を聞き逃してしまいます。
【対応方法】
・短い言葉で、1つずつ伝える。
・注意を引いてから伝える。
・具体的な言葉で伝える。
・視覚的に伝える。
◎時間など、目には見えない概念を理解することが不得意な傾向にあります。
予定がいつ始まって、いつ終わるかがわからないことで、不安を感じてしまいます。
【対応方法】
・作業の見通しを伝える。(いつ、どこで、何をするか、など)
・イラスト付きの予定表、タイマーなどを使って視覚的に伝える。
◎表情や身振り手振り、視線などから相手の状況を読んだり、気持ちを理解したりが苦手な場合が多いです。
結果的に、意図せずお友だちを傷つけてしまったり、集団行動を乱してしまったり。
【対応方法】
・表情だけではなく、言葉や動作も交えて伝える。
・「あれ」「それ」などの代名詞は避け、具体的に伝える。
・ルールや指示はわかりやすく伝える。
◎感覚過敏のある子どもは、音や温度、臭い、光など、感覚刺激に過敏に反応します。
過敏の感覚がパニックやかんしゃくを引き起こす原因になることもあります。
また、感覚鈍麻のある子どもは、ぶつけても痛がらない、泣かないなど、痛みに鈍感です。
※感覚過敏、感覚鈍麻についてもブログを掲載しております。詳しくはそちらもお読みください。
【対応方法】
・装飾のない静かな環境を用意する。
・音や光など、感覚刺激の原因になるものを少なくする。
・騒がしい場所ではイヤマフや耳栓、フードをかぶる。
そのほかにもASDの子どもたちは、様々な場面で困りごとを抱えて不安を感じやすく、自己肯定感が育まれにくいといえます。
その一方、「1つのことに集中して取り組むことができる」「行動力がある」などは、素晴らしい長所と言えます。
ASDの特性を子どもの個性として捉えることや、親や周囲の人が特性を理解し、
自己肯定感が高まるような褒め方や接し方をすることが、本人の達成感や安心感に繋がります。
〇ADHD(注意欠如・多動症)
良いところ・できているところ・頑張っているところなどを褒める・認めることが大切です。
ADHDの子どもはどうしても叱られることが多くなりがちで、自信が持てなくなってしまいます。
小さな成功体験をたくさん積むことで、やる気や自信を育んでいきましょう。
【対応方法】
・目標を決め、できたらほめる
→例えば、「食事のあとは食器を台所まで運ぶ」などの目標を決めます。
目標に対して、達成した都度、また継続して努力できているときも、同じように褒めます。
・スケジュールを決める
→例えば、「19時になったらお風呂に貼る」などを決めておきます。
生活のリズムができることで心が安定し、落ち着きが持てます。
・わかりやすいルールを決める
→守ってもらいたいことややってはいけないことについて、話し合って決めます。
決めたことは紙に書き、掲示します。守れた場合は、認める・褒めることが大切です。
・ご褒美制でモチベーションを維持する
→例えば、「夜に歯磨きをしたら、シートにシールを貼る」などが挙げられます。
シールが10個たまったら「〇〇に遊びに行く!」など、頑張った結果楽しいことがあると、モチベーションの維持に繋がります。
・注意する回数を減らす
→日常的に注意する回数が多くなりすぎると、本当にしてほしくない行動がうまく伝わらないことがあるかもしれません。
「勉強しない」「片づけない」など、日常生活上困ったことに対しての注意は減らし、
「家族にひどいことを言う」「危険な行動をとる」「約束したことを破る」など、本当に注意すべき場合のみに焦点を置きます。
さらに、「では、どうすればよかったのか」を一緒に考えたり、親の思いを伝えたりするとよいでしょう。
☆女の子の接し方の例☆
ADHDの女の子は、女の子同士のコミュニケーションで悩むことが多くあります。
例えば、思いついたままの言葉を話すことで誤解を受ける、おしゃべりが自分中心になってしまう、
などが代表的に挙げられます。その結果、知らない間にお友だちから距離を取られてしまったり、孤立してしまったりも。
本人に自覚がないので、どうしていいのかわからず余計に辛くなってしまいます。
親が介入しづらい部分ではありますが、どんな時も子どもの絶対的な味方だと伝え続ける姿勢は大切です。
〇LD(限局性学習症/学習障害)
LD(学習障害)の種類は主に3つに分類されます。
①ディスレクシア(読字障害)
②ディスグラフィア(書字表出障害)
③ディスカリキュリア(算数障害)
3つの種類ごとの、学習方法の工夫や対応などを紹介します。
①ディスレクシア(読字障害)には・・・
・定規、厚紙シートを利用する
→読み飛ばしをしてしまわないように、定規や1行分くりぬいた厚紙を使って読むと効果的です。
・まとまりごとに「/」を入れる
・絵本を読む
・読みやすい書体にする
②ディスグラフィア(書字表出障害)には・・・
・マス目は大きめ・十字の補助線ありのノートを使用する
・漢字の「意味」が分かることを最優先にする
→まず、漢字を見本で見て意味が分かるようにすることが必要です。
次に「読める」、その次に「書ける」という順番で取り組むと効果的です。
③ディスカリキュリア(算数障害)には・・・
・さまざまな物の数を数える
→すぐに「計算」に取り組むのではなく、
まずは「家族とお菓子を分ける」「レシートとお釣りが合っているか確かめる」など、
日頃の生活上で数に結び付くことを身に着けることが、数字を理解する第1歩となります。
LDのある子どもの学習支援方法として、
「通級指導教室に通う」や「学校との連携を取り、タブレットを取り入れた学習方法に変更してもらう」
なども挙げられます。
♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢
診断名が同じでも、子供の性格や環境などによって生じる困りごとは異なります。
一人ひとりの状況に合わせて環境調整などの対策を行い、困りごとを少しずつ減らしていくことが大切です。
カプリスでは、子どもたちが見通しを持って運動や学習に取り組めるように、先生と子どもが相談しながら、まず予定表を作成。
それから、その日の療育が始まります。
また、学習内容に合わせて教具を準備したり、視覚的な支援を取り入れたりしながら、学習の補助にも努めています。
お子さまの性格や特性傾向に対してどのような支援が効果を発揮するのか、都度親御さまと相談しながら、
お子さま一人ひとりに合わせた療育の内容を考えて提供しております。
少しでもお困りの際は、ぜひ、カプリスの個別支援をご利用ください!!
見学と体験は随時受付中です!お気軽にご相談ください。
こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。
協応動作とは何かご存じでしょうか。
二つの異なる部位・異なる動作を一つにまとめあげて行う動作のことです。
私たちの日常の中にも、協応動作はたくさん。
ボタンを留める、お箸とお茶碗を持って食べる、靴下を履くなど…
カプリスに通われている子どもたちの中には、消しゴムで文字をきれいに消すことが難しい子がちらほらいます。
紙がくしゃくしゃになってしまったり、破れてしまったり…大きな消し残しがあったり。
これも実は、「紙を手で押さえながら、もう一方の手で一定方向に適度な力加減で消す」という
左右の手の協応動作が含まれています。
また、はさみの切り口がギザギザになってしまったり、線の上を切ることが出来ないなど
日常生活の中には他にも、いろいろな場面で必要となってくる動作です。
この動作をたくさん経験することで、手先・指先の発達を促し、考える力や集中力を育むことが期待できます。
カプリスでは、ビーズなどの紐通しやはさみを使っての制作など、楽しい活動の中で自然に取り入れたり、
学習中には、「消しゴムを使う時は左の手で紙をおさえようね」など、具体的に声掛けすることで、
普段から意識付けてもらうようにしています。
たくさん経験することで生活動作がスムーズになり、ストレスなく過ごすことができるように、
カプリスでの日々の取り組みが、実生活へと繋げられたらと思っています。
このようにカプリスでは、社会に出て必要なスキル(SST)を楽しい遊びをとおして学んでいます☆
体験や見学は随時受付中です!お気軽にお問い合わせください。
こんにちは。
放課後等デイサービスカプリスです。
子どもの感覚過敏
私たちは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚など、いろいろな感覚を感じています。発達の凸凹のある子どもたちは、脳内伝達物質の出方が多すぎたり少なすぎたりして、感じる反応速度や程度が違うことがあります。
感覚が過敏すぎたり、鈍すぎたりして人と違う感じ方を「感覚過敏」と分類します。
「感覚過敏」だと、本人にどんな苦労があるのか、周囲はどんなサポートをしてあげたらいいのでしょうか。
発達障害のひとつ「感覚過敏」はどんな症状?
発達の凹凸による「育てにくさ」が周囲に理解されないことも。
発達に凸凹のある子どもたちは、感覚の感じ方が、他の人たちと違うことがあり、それが「育てにくさ」につながったり、周囲に誤解される原因になったりします。
具体的にあげるとキリがないのですが、
・光がまぶしすぎる。ごちゃごちゃした中で大切な情報を取捨選択できない(視覚)
・関係ない音が耳に入り先生の話が聞けない。苦手な音に恐怖を感じる(聴覚)
・トイレの前を通れない(嗅覚)
また、味覚や口の中の触覚が過敏で、特定の食べ物をどうしても食べられない、ひどい偏食などもあります。
・マカロニサラダを食べると、まるで砂を食べているようなジャリジャリと嫌な感覚に。
・掃除機の音が爆音のように頭に鳴り響き、耳を塞がないと怖くてその場にいられない。
・握手は、たくさんのナメクジが手にまとわりついたような感覚で気持ち悪くなる。
感覚過敏や感覚鈍麻がある子どもの特徴は?
抱っこ、散髪や歯磨きを嫌がる傾向が
これを「感覚過敏」または「知覚過敏」と言います。発達障害のある子ども(や大人)は、多くがこの感覚過敏(や鈍磨)があるため、抱っこを嫌がったり、散髪や歯磨き、耳掃除などを嫌がったりします。抱っこで背中を触られるのがものすごく嫌いだったり、髪の毛を触られることに恐怖を感じたりするわけです。
自分だけが感じ方が違うことに気づかないことが多い。
それを知らないと「わがまま」や「怠けている」と感じ、嫌がることを繰り返しやらせたり、慣れさせようとしたりします。でも、それはかわいそうですよね。生理的に受け付けないことなので、例えば、花粉症の人に「くしゃみを我慢しなさい」と言っているようなものです。
何より辛いのは、本人にとっては生まれ持った感覚なので、それが他の人と違うということがわからないことです。
他の人には平気でできていることが自分にはできない・・・と、自己肯定感をすり減らすことにもつながってしまいます。
「感覚過敏」「感覚鈍麻」をまず理解し、見守る姿勢を
私たちができることは、まずはそういう感覚をもつ子がいると理解することです。
極端に嫌がるときには、その子の脳の特性がなせる感覚が暴走しているのかもしれません。そういう目で見守ってあげてほしいです。
感覚過敏(や鈍磨)は成長とともに弱くなることもありますし、逆に強くなることもあります。
偏食などは諦めずに食べられるものを増やす工夫などをしていきたいところですが、基本は無理強いはせず。
耳栓をするとか、着心地のよい服を着るなど、まずは周囲の環境や物を整えることで対処してみるといいですね。
こんにちは。
放課後等デイサービスカプリスです。
今日は、アンガーマネジメントのお話をさせていただきます。
子どもの怒りやイライラをしずめよう!!
子ども向けアンガーマネジメント!!
「子どもが怒って、親の言うことを聞かない」
「子どもが癇癪を起こして大声を出す」
などで困っている保護者の方も多いかと思います。
ここまでは、お父さま、お母さまも許容範囲かもしれません。
でも、これがエスカレートすると、怒りやイライラからモノに当たったり、お友だちに暴力をふるったりしてしまう可能性があります。これらは、
子どもが感情をコントロールできず、怒りやイライラに巻き込まれてしまうことによってしてしまう行為です。
「怒り」という感情が湧くことが悪いのではありません。
怒りは、自分の思い通りにならなかったり、バカにされたり、心や身体を傷つけられたりすれば、自然とこみ上がってくる衝動です。怒りを押し殺して我慢することは、精神衛生上良くありません。
とはいえ、子どもが怒りやイライラを感じたときに、大声を上げず、人やモノを傷つけず、さらに怒りの感情を処理するには、どうすればいいのでしょうか??
「アンガーマネジメント」という方法があります。
企業研修などで教わることが多いので、大人の為のスキルだと思われていますが、子どもでも身につけられる方法です。
アンガーマネジメントとは?
そもそもアンガーマネジメントってなんでしょうか。
直訳すると「アンガー=怒り」の「マネジメント=管理」です。
「怒りの感情をコントロールし、その感情とうまく付き合っていく」ための、心理トレーニングのことを言います。
アンガーマネジメントの必要性
アンガーマネジメントを身に付けることによって、怒りやイライラの感情に巻き込まれ、爆発することがなくなります。
正しく身に付けられれば、モノに当たって壊したり、お友だちとの関係が破綻したりすることもなければ、「なんであのとき、あんなに怒ってしまったんだろう…」「あんなことしなければよかった…」などの後悔の念にさいなまれることもありません。
そして、アンガーマネジメントでは、「怒りがこみ上げることは悪いことである」とは捉えていません。
怒りを抑圧することでストレスがたまり、健康に悪影響を与えます。落ち着きがなくなったり、うつ症状が出てくる場合もあります。主張が少ない子どもにも、注意が必要です。
怒りという自分の気持ちを相手に受け入れやすい形で表現できるようにすることも、アンガーマネジメントが必要な理由です。
6秒カウントダウン
「6秒カウントダウン」を聞いたことがありますか?
「自分がイライラしている」ということに気づいたら、6秒数えてみましょう。少しずつ怒りが収まっていきます。
怒りがコントロールしにくいのは、「アドレナリン」が分泌されるせいだと言われています。
このアドレナリンは、6秒で全身を巡ります。つまり、この6秒間さえ我慢できれば、怒りは抑えやすくなるということです。
「1、2、…、6」と数えるのでもいいし、
「大丈夫」「ドンマイ!」など、自分で自分を励ます「魔法の言葉」を6回口にするのもいいですね。
怒りを点数にすること
そして、「怒りを点数にすること」です。
数の概念がわかってきたら、0点が何も感じていない平穏な状態、10点が怒り爆発寸前の状態として、
「今のイライラ、何点?」と子どもに聞いてみましょう。
そう聞かれることで子どもは、自分の中の怒りを客観的に捉えることができます。
それだけで、自分の怒りに巻き込まれることが少なくなります。
「5点」など低い点数が出たとき、「あれっ、そんなに怒ることじゃなかったな」などと少し冷静になることができます。
ここで、放課後等デイサービスカプリスの取組みをご紹介します。
カプリスでは療育中に、”怒りを数字に例えるゲーム”などで楽しんでいます。
出たカードのお題に対して、「せーの!!」とみんな同時に ”いかりゲージ” のカードを出します。
それぞれ違う”いかりゲージ”を出すことで、各々の「怒りのツボ」がわかります。
そこで「なぜ、そんなに怒ったの?」「どうすると怒らない?」
「相手が謝ってくれたら、怒りのゲージは下がる?」など質問していくことで会話も盛り上がり、怒りにくくなる「気づき」が得られるかもしれません。
このようにカプリスでは、社会に出て必要なスキル(SST)を楽しい遊びをとおして学んでいます☆
体験や見学は随時受付中です!お気軽にお問い合わせください。
こんにちは。
放課後等デイサービスカプリスです。
今日は、発達特性について少しお話をさせていただきます。
「学習障害(Learning Disability): LD」をご存じですか?
学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないものの、
「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」の6つの領域のうちのいずれか、もしくは複数で
その技能と習得が非常に難しい状態が「学習障害(LD)」です。
お子さまによって症状の表れ方が異なるため、気付かれにくい、理解されにくいことも特徴として挙げられます。
特定の分野が苦手なことを除けば発達の遅れは見られないことも多く、周囲から「努力が足らない」「怠けている」と言われるも見過ごされてしまいがちです。
その為早期支援に繋がりにくく、結果的に学習が著しく困難になってしまうこともあります。
◎LDの主な3つのタイプ
①読字障害(ディスレクシア):読むことにおける障害
②書字表出障害(ディスグラフィア):書くことにおける障害
③算数障害(ディスカリキュア):計算や推論することにおける障害
◎それぞれの学習障害の主な症状
①読字障害(ディスレクシア)
・形態の似た字である「わ」と「ね」、「シ」と「ツ」などを理解できない
・小さい文字「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」などが理解できない
・文章を読んでいると、どこを読んでいるのかわからなくなる
・飛ばし読み、適当読みをするなど文章をスムーズに読めず、読み方に特徴がある
・文章を読むのが極端に遅い、読み間違える
②書字表出障害(ディスグラフィア)
・鏡文字や雰囲気で「勝手文字」を書く
・誤字・脱字、書き順の間違いが多い
・黒板やプリントの文字が書き写せない、時間がかかる
・漢字が苦手で覚えられない
・文字の形や大きさがバラバラで、マス目からはみ出したりする
③算数障害(ディスカリキュア)
・簡単な数字、記号が理解しにくい
・繰り上げ、繰り下げができず、計算を習得することが難しい
・数の大きい、小さいがよくわからない
・文章問題が苦手、理解できない
・図形やグラフが苦手、理解できない
◎学習障害のある方の支援にあたって大切なこと
①学びの本質に立ち返った学習支援
学習・教育の本来の目的は、
その知識やスキル・考え方を使って、社会で生活する上での課題を解決していくことで、テストでいい点を取るためではありません。
例えば、読むことが困難でも、音を聞いて理解する力があるのなら、音を聞くという手段を使えばいいのです。
このように、手段の置き換え で目的を果たせるのであれば、それは積極的に利用すべきだと考えています。
LD学習支援の中心にできれば、お子さまが自信をなくすことなく学習に取り組んでいくことができます。
②学びの支援・その具体的な方法
①読字障害(ディスレクシア)
・文字の大きさや、読む範囲を区切る、ポイントを蛍光ペンなどで示すなどして文字を見やすくする
・ふりがなをふる
・色付き眼鏡を使用し、視覚過敏を制限する
②書字表出障害(ディスグラフィア)
・ひらがなのなぞり書きから練習する
・漢字を「へん」と「つくり」に分解して考える
・マス目のあるノートを使用する
③算数障害(ディスカリキュア)
・10の合成・分解を理解できるようになる
・位ごとに数字を色分けする
・単純な計算ではなく、内容に意味を持たせるように文章問題などを利用する
③学びの意欲をそがない
・障がいそのものや、障がいによる苦しさを理解しようとする。
努力してもできない困難さを抱えて苦しんでいるお子さまに、まずは寄り添い理解することが何より大切です。
「どんな障がいなのか」「それによってどんな困りごとがあるのか」を理解し、急かさず継続的にサポートします。
・頑張っていること、努力していること、をありのままに認める。
結果としての「できた、できない」以前に、「頑張ったこと」それ自体を認め、ほめることが大切です。
・本人の好きなことや強みに着目して対策を考える。
知識やスキルだけでなく、その考え方を見つけることが学習の本質です。
その本質を見つけられるように対策を考えていきます。
特に、好きなこと、得意なことに着目すると、お子さまの意外な可能性が見つかることが多いです。
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
放課後等デイサービスカプリスは、学習障害(LD)のお子さまへの学習支援も得意としております。
普段の療育の様子や、保護者との面談や療育終了時のフィードバックなどから
お子さまの「得意なこと」「苦手なこと」は何なのかを見つけ出し、
お子さまにとって最も効果的で楽しい学習方法を探し、一人一人に寄り添った支援を考えていきます。
預かり型の放課後等デイサービスとは異なり、児童指導員1名に対しお子さま最大2名の療育となりますので、
より深い学習支援の提供が可能です。
学校での授業だけではなかなかついていけず、学びのつまづきにも気付けぬまま置いてけぼりになってしまうことも多いと思います。
少しでもお困りの際は、ぜひカプリスの個別支援をご利用ください!!
見学と体験は随時受付中です!お気軽にご相談ください。