今回は1歳の運動発達の段階についてです。
1歳の段階と言えば、一人で立つようになり、歩くことも始まり、行動範囲が広がっていきます。
他にも様々な面で0歳の頃より運動面での成長が見られます。
この時期の運動面での発達には「興味」が大きく関わってきます。
*発育発達のスピードには個人差があり、実年齢とそれとが必ずしも一致しないこともあります。
実年齢ではなく、発達の段階に合わせた関り方が大切になります。
9~10ヶ月頃からつかまり立ちが始まり、1歳になる頃には1人で歩けるようになります。
1歳半頃には急いで歩くこともできるようになってきます。
1歳の運動発達で最もわかりやすいのはこの立つ、歩くですね。
後で詳しく書きますが、ハイハイ、またはそれ以前、そして立つ・歩くという運動の発達は興味によって促されます。
1歳半頃には、台から降りたり、押し出すような感じでボールをキックするといったこともできるようになってきます。
また、歩いたり、蹴ったりといった全身を大きくつかう「粗大運動」の発達もさることながら、
手先も少しずつ器用になっていきます。
それぞれの指を独立して動かす力が付いてくるので、小さな物をつまむこともできるようになってきます。
片手で何かを持ちながら、もう一方の手で何か別のことができるようになります。
まだ絵を描くことはできませんが、殴り書きで遊ぶこともできるようになってきます。
興味は発達において常に大切な要素になりますが、
運動面での発達段階が0~1歳にある子ども達にとっては特に大切です。
「あそこにある物を見たい」「触りたい」「気になる」など興味があるからこそ
目を動かし、首を動かし、寝返りをうち、、、
ハイハイで移動し、つかまり立ち、歩行へと繋がっていきます。
興味が湧いて、体を動かし、その物や人についての認識を深め、世界を広げていきます。
子どもの興味を惹くということは、スパークでも大切にしています。
興味が湧いて、気持ちが乗るからこそ動きたくなります。
興味を惹くために、療育では大人が積極的に子どもに関わっています。
少しオーバーなリアクションをしてみたり、大人自身も楽しそうに遊んだりしています。
スパーク西京極では、遊びを通じて沢山体を動かす場を提供することで、運動面をはじめとした子ども達の様々な発達をサポートしています。