10と10を横向きにすると、人の顔の目と眉に見えることから、10月10日が『目の愛護デー』として制定されました。
目は、人間の生活にとって欠かせない身体の一部です。
目の感覚である『視覚』は、『五感』の1つです。
『触覚』や『聴覚』などの他の感覚と統合されることによって、我々人間は外界からの情報を『認知』することができます。
これを『感覚統合』といいます。
『五感』の他にも大切な感覚として『固有受容覚』と『前庭覚』があります。
これらの感覚の統合が上手く行われていないと、感覚の受け取り方に偏りが出ます。自分を取り巻く状況を把握して、適切な行動を取るのが難しくなります。
例えば、
・落ち着きがない
・体の動かし方にぎこちなさがある
・言語の発達がゆっくりである
・細かい作業が苦手
などが特徴としてあげられます。
療育の中ではさまざまな感覚を体感し、発達の基礎となる『感覚』の統合を促す活動を行っています。
『視覚』の発達には、特に『眼球運動』が欠かせません。
6歳までの期間は視力だけでなく、近くのものや遠くのものにピントを合わせることや、見たいものへ視線を向ける、『眼球運動』の能力が育つ時期といわれています。
近年、スマホを見る時間が長くなっている子どもが増えています。
スマホは身体を動かすことなく、眼球運動も狭い画面の範囲だけになってしまうため、眼球運動の発達が遅れたり、悪くなったりする可能性が指摘されています。
一方、外や広い場所で身体を動かして遊ぶ際は、身体を大きく動かすことができるだけでなく、遠くを見たり近くを見たり、身体の動きに合わせて目を使うので、自然とピントを合わせることで眼球運動の練習ができます。
さらに、外は自然の風や移り変わる景色、聞こえる音にも多様な変化があるため、視覚以外の多くの感覚を刺激することができます。
『運動の秋!』と言われるこの季節に、広い場所や外で身体をたくさん動かして、いろいろな『感覚』を体感してみましょう!!
最後に、
『目の愛護デー』という日をきっかけに、『目』のことについてお子さまとお話ししてみてはいかがでしょうか?
「目がいつもしてくれていることって何だろう?」
「目が見えなくなったらどうなるだろう?」
などやりとりを楽しむ中で、子どもたちも『目』について考えることができそうですね^^
花咲くみらいカプリスでは、
🌸未満児さん、年少児さん対象の「あずかり療育」
🌸身体を動かしながらソーシャルスキルトレーニングを行う「個別療育」
🌸同じ時間帯のお友だちと楽しく遊ぶ「グループ療育」
🌸年中児さん、年長児さん対象の「集団療育」
などを総合的に提供しております。
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