癇癪時の落ち着き:その場から離れてみる

お子様が癇癪を起こしてしまった時にどうすれば落ち着けることができるのか。

これは私たち療育のスタッフにとっても試行錯誤の日々ですし、保護者の方にとっても同じだと思います。


なんといっても子ども一人一人で性格も違いますし、その日の状態や癇癪を起こしてしまう原因も毎回違います。

ですので、「絶対これが良い!」という答えはないと思います。


でも、「この方法が良かった」と保護者の皆様からよく聞く対応や、療育の現場の中で効果が出やすかった方法はあります。


今回はその一つである「その場から離れてみる」という方法について書いておこうと思います。


少しでも落ち着いた環境に身を置く

癇癪を起こしてしまった場合、泣きじゃくったり大きな声でじたばたとしてしまったり。

何かこちらから言うと、余計と癇癪がエスカレートしてしまったり。

悪循環に陥ってしまう、、、。

癇癪を起こしている時の子どもたちの頭の中は大洪水。

声を掛けても何をしても、処理しきれずに余計とパニック。


その時に、一旦その場から離れて、別の場所に連れて行ってあげることで話がしやすくなることがあります。

可能であれば静かな場所や、視覚からの情報が少ない場所がおすすめです。

お家であれば、癇癪を起こしたのとは別の部屋に行く。

外出先なら、人が余りいない所に行くなどです。

療育に来てくださる子たちも、癇癪を起こしてしまった時に衝立をしてあげると比較的落ち着きやすかったりします。


耳や目からの情報を可能な範囲で減らします。

その中で少しクールダウンできてきたらお話をしてみるという流れです。


これでクールダウンに成功すると、子どもが自らその場から離れてクールダウンしたというお話しもあったりします。

上手くいくかどうかは個人差がありますが、手段の一つとして試していただければ良いかなと思います。



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