「聞いて聞いて」に寄り添うために

 日頃は花咲くみらいカプリスにご理解、ご協力ありがとうございます。

まだまだ寒さが厳しい日が続いていますが、少しずつ春の気配も感じられるようになってきました。

進級や卒園が近づき、一人ひとりの成長を感じる季節でもあります。残りのカプリスでの生活も楽しく過ごせるよう、温かく見守っていきたいと思います。


 さて、子どもたちからよく「聞いて!」「みて!」という声がたくさん聞こえることはありませんか?

成長の中で子どもたちは、自分の経験や考えを誰かに伝えたい気持ちをどんどんふくらませています。

これは、「聞いて、聞いての時期」とも呼ばれ、自己表現や自己肯定感を育む大切なプロセスです。

この時期の子どもたちは、自分の話を聞いてもらえることで「自分は大切にされている」と感じ、安心感を得ます。

そして、その安心感がさらなる成長や挑戦の力になります。

また、「聞いて」「見て」と伝えようとするのは、自分の気持ちや考えを共有したいという成長のサインでもあります。

カプリスでは、子どもの話しをじっくり聞く時間を大切にし、その気持ちを広げるための質問や声掛けを行っています。

「聞いて 聞いて」の行動を、要求ではなく、自己表現やコミュニケーションを育てるチャンスとして捉えています。


忙しい日々ですが、子どもの話に

①じっくり耳を傾ける

②共感し受け止める

③質問して興味を示す

時間を親子でできる範囲で作ってみてはいかがでしょうか。

こうした時間をつくる、設けることで、子どもとの信頼関係がより深まり自己表現も豊かになっていきます。


子どもたちがたくさんの「聞いて 聞いて」を届けてくれるのは、親子の絆がしっかりと築かれている証でもあります。

この貴重な時期を一緒に見守っていけることを楽しみにしています。

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