こんにちは!最近雪が降ったり本格的に冬の寒さを感じるようになってきましたね。
スパークに来た子どもたちも「今日雪合戦したよー!!」「雪だるま作ったよー!」と大喜びで教えてくれます♪
冬休みも始まり、子どもと過ごす時間が増えて嬉しい一方、怪獣みたいに朝から家で大暴れされるのではないか…。と不安もよぎる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、子どもたちが興奮状態になっている時と落ち着いている時について詳しく解説しながら、最後はお家でも出来る簡単な落ち着き方法をご提案させていただきます。
覚醒と落ち着きの繰り返し
さっきまで大声で笑い転げながらおおはしゃぎしていたのに、気付けばソファで眠そうにしている。
こんなこと沢山ありますよね。大人だってありますが、子どもはもっと顕著。
人を車に例えると、覚醒(アクセル)と落ち着き(ブレーキ)を繰り返しながらちょうどいい速度を探していきます。
そしてちょうどいい速度を保つことで社会参加が促されていきます。
過度な覚醒状態、過度な落ち着き状態、ちょうどいい状態の関しましては、下記の資料を参考に↓
過度なストレスはアクセルとブレーキを故障させる
ストレスと聞くとネガティブなイメージを持つかもしれませんが、成長には必要なもの。
ストレスを跳ね返し、修復していく過程で人はどんどん成長していきます。
大人になると、好きな食べ物を食べたり、カラオケに行って大きな声で歌ったり、映画を見て大泣きしたり。色々な方法でストレス発散をしています。
でも処理しきれない大きなストレスや、修復していないのにどんどんストレスを受け続けると先程説明したアクセルとブレーキが故障してしまいます。
ましてやまだ自分のストレス発散方法も、ストレスを受けているとも気が付けない子どもたち。
故障しても自分で直すことが出来ません…。
先程も人を車に例えて説明させていただきましたが、アクセルとブレーキが故障したままでは道路を走ることは出来ません。
赤信号で止まれと言われてもブレーキが利かない状態では止まれませんよね。
逆に青信号だから進みなさいと言われてもアクセルが効かないと進めません。
つまり、社会生活において「座って先生のお話しを聞いて下さい。」と言われても走り回ってしまったり、「もう園に行く時間だよ!」と言われてもぼーっとして動かなかったりなどいろいろな場面で支障が出てくるわけです。
過度なストレスでアクセル全開ブレーキ全開の様子は下記の図を参考に↓
子どもたちはまだまだ調整力が未熟
未就学児さんはまだまだこの覚醒と落ち着きのアクセルとブレーキの扱いを調整中の段階。
さっきまで大声で叫びながら戦いごっこをしていたかと思えば、急に寝ていたり。スイッチのオンオフがすごく激しいのが特徴です。
そこに日常生活で処理しきれない量のストレスを抱えると日常生活で困る場面が出てきます。
覚醒と落ち着きの繰り返しで調整力をつけていく
スパークではまだ調整の練習中の未就学児さんに対して、大人が意図的に覚醒と落ち着きの繰り返しを経験させていきます。
思い切り走って戦いごっこをして休憩を長めに取ったり。遊びの内容に緩急をつけたり。
そうしていくうちに段々子どもたちは自分にちょうどいい状態を知っていきます。
スパークでの例は下記の図に記載↓
お家でも出来る10カウントでリラックス
スパーク西京極・四条段町では、落ち着きの時間として水分補給の後10秒数える時間を作っています。
お母さんお父さん、療育士の膝の上にお子様に乗ってもらい、優しくぎゅーをしたり背中をさすったりしながら10秒ゆっくり数えます。
最後は深呼吸。ふーっと息を吐きます。
深呼吸、これも結構心身ともに大事なんです。またブログで説明できたらと思います。
お家でも簡単に出来る方法なので、「ちょっと落ち着いてお話し聞いて欲しいな。」と思った時にしてみて下さいね。
手順は下の図に記載↓