人やモノによくぶつかってしまうという子たち。
決してわざとぶつかっているわけではありません。
よくぶつかってしまうのは、
人やモノとの距離感がつかめていなかったり、自分の手足の長さの感覚が未熟だったりすることが原因かもしれません。
こういった距離感や、自分の手足の長さ、体の位置、サイズ感など、自分の体に対する空間的なイメージのことをボディイメージと言います。
ボディイメージは成長とともに、様々な身体活動を行っていくことで発達していきます。
ところが、特性を持つ子どもたちは、その発達がゆっくりであったりするため、実年齢にしてはよくぶつかったり、運動にぎこちなさがあったりします。
では、どういった運動をすればボディイメージは育まれていくのでしょうか。
まずは、体をダイナミックに使う遊びです。
公園の遊具で遊んだり、床で転がったりといったものです。
遊具は、よじ登ったり、ぶら下がったり、バランスをとって渡ったりと、様々なことができます。
スパーク西京極でも、人員体制やお子様の状態に応じて近くの公園での療育を行っています。
他にも、くぐる、またぐなど、対象物を避けて行う遊びも効果的です。
自分の感覚と実際に動いている体のパーツを調整していく必要があるのでボディイメージの形成につながります。
大人が脚でトンネルを作ってあげたり、障害物になってあげたりすれば、手軽に行うことができます。
これは皆で手を繋いで輪っかくぐり!
こういった遊びをする中で、最初から上手くいかないことが多々あります。
体をぶつけてしまったり、バランスを崩してしまったり。
決してそれが悪いわけではなく、その失敗があったときに「次はもう少し高くかな?低くかな?」など、子どもが自分なりに体を調整しようとすることでボディイメージが育まれます。
スパーク西京極では、
子どもたちの「やってみたい」「もう一度やりたい」という感情を育てるようなコミュニケーションをしながら、可能な限りダイナミックに動く遊びを取り入れ、時には療育士がおもちゃや遊具になって、子どもたちのボディイメージの形成をお手伝いしています。
療育の様子は ⇩ をご覧ください。