足裏の刺激と姿勢発達【スパーク西京極での遊びの科学】

「体幹が弱くて姿勢が保てない」といったお悩みをよく伺います。

ふらつかずに真っ直ぐに立つことや、様々な運動の中で姿勢を維持できるためには体幹の機能そのものだけでなく感覚を処理する力が関わってきます。

姿勢における感覚処理で重要なのが、足底(足の裏)からの刺激です。


ご家庭でも可能なアプローチは裸足の時間を増やす事です。


今回はスパーク西京極で最近取り入れている遊び道具を例に解説していきます。

普段の遊びや生活での参考になれば幸いです。


足裏の刺激とメカノレセプター

「体幹が弱くて姿勢が保てない」といったお悩みをよく伺います。

しかし、「では体幹を鍛えましょう」と即答することは難しく、

「どうして体幹が弱いのだろう?」「機能しにくいのだろう」と原因を考える必要があります。

原因の一つとなっているのが、足裏をはじめとした全身の「感覚の問題」です。


足裏をはじめとして、人の皮膚にはメカノレセプター(感覚受容器)と呼ばれるセンサーたくさんあります。

足裏にあるメカノレセプターは圧や肌触りなどから、

「いま体はこっちに傾いている」「真っ直ぐだ」「重心は右だ」「足場はツルツルしている」

などの情報を脳に伝えます。


すると、それに合わせて姿勢をコントロールしようと体幹をはじめとした全身の筋肉でバランスを取ることができます。


つまり、初めの感覚の所に弱さがあると、体幹も上手く機能することが難しくなります。

メカノレセプターは生まれてすぐに完璧なわけではなく、成長と共に様々な経験を積むことで発達していきます。


そのため、足の裏をたくさん刺激できる遊びや生活スタイルが姿勢やバランスのコントロール能力を養います。

スパーク西京極では最近こんな手作りおもちゃを取り入れました!



様々な刺激を足裏に入れ、かつバランスを取ってあそべるようにしています。

足裏の感覚は刺激をどんどん入れることで発達していくので、子ども達もたくさんチャレンジしてくれると嬉しいです。


刺激を入れるには?

上のインスタ投稿にあるように、様々な種類の質感を味わうことが何よりです。

とは言え、なかなか機会がないという場合もあります。

そんな場合は、裸足で過ごす機会を増やしてみてください。

それだけでも刺激がしっかりと足裏に入るので、姿勢維持に役立ちます。


他にも芝生など地面の安全が確保ところで裸足で遊ぶことや、プールに遊びにいくこともなども効果的です。


靴下だとどうしてもワンクッション

スパーク西京極では、遊ぶ際に基本的に靴下を脱いでもらっています。

というのも、靴下があるとどうしても地面とワンクッションあり、レセプターに刺激を入れにくいからです。

刺激が入らないと、当然転びやすくもなりますし、足裏の発達にも効果が低くなります。


感覚の特性

スパーク西京極を利用してくださるお子様たちは、「感覚特性」を持つ場合があります。

特定の感覚に敏感であったり、感じとりにくかったりします。

感覚の特性と姿勢、運動機能は別のように思えますが、今回の内容を踏まえるとそうとも考えにくいですね。


今後も楽しい遊びのなかで、たくさん感覚を刺激しつつ心身の発達を促していければと思います。


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