スパーク運動療育では遊びを通じた運動とやりとりを中心に子ども達の発達を促しています。
その中でも褒めることと、自発的に体を動かすことを大切にしています。
どうしてそれが大切なのか、脳科学の観点から簡単にお話ししていこうと思います。
運動の発達を支える脳の領域は2つ。
大脳基底核と小脳です。
小脳は以前もブログに書きましたので、併せてご覧ください。
大脳基底核は運動学習を担う領域の1つで、特に報酬への反応が大きいです。
脳にあるドーパミン(嬉しい感情やご褒美で分泌)というホルモンの8割近くがこの大脳基底核に集まると言われています。
大脳基底核は運動の良し悪しを、ドーパミンの分泌具合で判断しています。
運動が出来た直後に、子ども自身が「嬉しい」と思えること、そして褒めという大人やお友達からのご褒美がもらえられることで活性化し、運動を定着させていきます。
スパークでは褒めることをとても大切にしています。
褒める効果は運動の学習以外にも自己肯定感をあげることや、さらなる行動を促す原動力になるということが分かっています。
スパークで褒めるメインの理由はそっちなのですが、実は運動学習の面でも役立っています。
もう1つ運動学習に大きく関わっているのが小脳です。
小脳は失敗から学びます。
失敗した運動に対して調整して再度チャレンジしていく過程で活性化し、運動を学習していきます。
また、小脳は本人の自主性や創造性によるところも大きく、自発的な運動や遊びでさらに働きます。
スパークでは、子どもの「やってみたい」という気持ちや自由な発想を大切にしています。
その中で体を動かすことで、運動面での発達も促されていきます。