こんにちは。
今回は、多くの保護者が悩んでいる子どもの偏食について、お伝えします。
工夫して作った食事を食べてもらえなかったり、早く片付けたいのに食事に時間がかかったり・・・
親からするとストレスばかりがたまると思います。
偏食の原因はさまざまですが、一例として
①味覚の発達 ②口腔機能の未発達 ③スプーン・お箸などがうまく使えない ④感覚過敏 ⑤強いこだわり
などが挙げられます。それぞれを簡単に説明すると・・・
①味覚の発達
離乳食はどんな味でも受け入れられる時期ですが、幼児期になると五味をしっかり区別できるようになり、味の好みが出てきます。また、自我も育つため、気分によって食べたり食べなかったりも多くなります。
②口腔機能の未発達
咀嚼など口をうまく動かす機能が未発達の為、どうしても丸飲みになったり、噛みやすいものばかり食べたり。
同じ食感の食材を安心して食べる傾向があります。
③スプーン・お箸などがうまく使えない
ヨーグルトや汁物をスプーンですくって口に運んだり、お箸で小さなものをつまんだり、が苦手なので、手でつかんで食べられるような食べ物に偏ってしまいがちです。
④感覚過敏
症状の中には「感覚過敏」「嗅覚過敏」「触覚過敏」があります。
咀嚼音が不快、揚げ物の衣が口の中を刺すように感じる、ケチャップの匂いが苦手、などで食べられない場合もあります。
⑤強いこだわり
同じ食品を食べ続け他の食品に興味がない、初めて食べたものに違和感を覚えると、その後一切同じ食品を口にしない、など、特性傾向から来る強いこだわりも考えられます。
このように、偏食の原因はさまざま考えられますが、食事の時間が親子とも苦痛に感じる場合は、”食べてもらいたい気持ちを休憩する”ことも一つです。
偏食の克服には、ある程度の時間がかかります。
「苦手な食べ物の匂いをかげただけでもOK!」などスモールステップを大切にしながら、子どもの達成感を感じられると良いですね。
✨「あずかり療育(未満児・年少児)」では、毎回一緒にお昼ごはんを食べます。
✨「小集団療育(年長児)」では、定期的にクッキングの活動があります。
✨「毎月のイベント」でも、おにぎりを作ったり、お菓子を作ったりします。
親子の楽しい食卓になるよう、療育をとおして指導員もお手伝いさせていただきます!!