ジャンプが苦手だというお子様たちがいらっしゃいます。
スパーク西京極に来てくださるお子様のなかにも、ジャンプの苦手さがある子たちはいらっしゃいます。
スパークでは、何か特定の技能ができるように働きかけることはありませんが、子どもたちはスパークでの遊びを通じて体の使い方を学んでいきます。
子どもたちの「やってみたい」という感情を引き出し、様々な運動経験を積むことで、できることも増えていきます。
また、療育士のやり取りで「どうやって動けば良いのだろう」と考えたり、「こうやって他者と遊ぶんだ」と学んでいくことで体について考え、使う機会が増え、できることが少しずつ増えていきます。
それを踏まえたうえで、ジャンプが苦手だという子たちに必要な遊びは主に3つあります。
①バランスを鍛える遊び
②筋力を鍛える遊び
③ジャンプをしたくなる遊び
バランスを鍛える遊びでは、体をまっすぐに保つことや踏ん張ることが必須になってきます。
ジャンプをするうえで必要な胴体、下半身に力が入り、筋力や体の操作の強化につながります。
スパーク西京極でもよく行っている、バランスボールに乗るような遊び、キッズステップ(台)の上を歩くような遊びがその代表例です。
その他、ぐらぐらする場所を歩いたり、療育士の背中に乗ったり、細長く丸めたタオルの上を落ちない様に渡ったりといった遊びも効果的です。
ジャンプをするには、単純な脚力が必要です。
グッと踏ん張る、地面を強く踏みしめるような遊びを通じて脚力を鍛えることが効果的です。
このブログでも何度かご紹介している、お相撲遊びや引っ張りあいっこはもちろん効果的。
外でたくさん走り回って遊ぶことももちろん必要です。
階段の昇り降りも効果的です。
階段を昇るときにも降りる時にもジャンプに必要な下半身の筋肉に刺激が入ります。
遊びというわけではありませんが、階段の昇り降りにたくさんチャレンジさせてあげてください。
筋力やバランスなど、必要な要素を満たしても、お子様自身の「ジャンプしたい!」という感情を育まないとジャンプができるようになりません。
大人が一緒に手つなぎジャンプをしたり、高い高いをしたり、届くかどうか際どい所にある大人の手をタッチしたり、低い段差から手を繋いで飛び降りてみたり。
機会があればトランポリンやバランスボールで手を繋いで跳ねてみたり。
「高い所に手を伸ばしたい」「体が上下することって楽しい」といった感情を引き出すことが効果的です。
スパーク西京極でも遊びの中でジャンプにつながるような遊びは自然と取り入れています。
そして、様々な運動や療育士とのやり取りを通じて、ジャンプを含めた様々なことに挑戦しようという子どもたちの感情を育んでいます。