共感的関わりでストレスの緩和

スパーク運動療育では子どもたちへの共動・共感を大切にしています。

共感をする理由の一つがストレスを軽減するためです。


発達に特性のある子どもたちは、日常生活において様々なストレスを受けやすい状況にあります。


・表現する方法や反応の違いがあって周囲に理解してもらいにくいストレス

・感覚過敏やアレルギー、身体疾患などのストレス

・園や学校での課題と能力のギャップで生まれるストレス など


特に周囲に理解してもらえないストレスは問題行動として表れることもあります。


ストレスを感じることは精神的にも肉体的にも膨大なエネルギーを使います。

ストレスは様々な疾患、精神疾患の原因となります。

それくらい人間にとって深刻なのがストレスです。


ストレスが強い状態で、自分の気持ちや行動を調整することは発達特性の有無にかかわらず非常に難しいことです。

ストレスがかかる状況では「闘争か逃走か」という反応をつかさどる脳の扁桃体のスイッチが入りやすいです。

扁桃体に行動が支配されると、理性的な行動より本能的な行動が出やすい状況になります。


そこで、スパーク運動療育では、まず共感することでストレスを下げることを大切にしています。

子どもが発した気持ちや言葉、行動に寄り添い、認めることで共感的な関わりをしています。

一見意味のなさそうな何気ない仕草も、療育士達は拾い上げて共感します。


共感はストレスを下げるだけでなく、「じぶんを理解してもらえた」ということで自己肯定感を高めることにもつながります。

自己肯定感は自分の価値をポジティブに認めることが出来る気持ちのことです。

自己肯定感はチャレンジの原動力になります。


このように、まず共感をすることで心を良い状態にします。

そのうえで遊びを通じ様々なやり取りをしていくことで子どもたちの感情を育んでいきます。

ストレスが低い状態であれば、自分の気持ちを整理することや行動を調整することもしやすくなります。


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