スタジオ便り

スタジオから日々のあれこれお届けします

ポストを設置しました! (スパーク西京極)

スパーク西京極からの発信です!

西京極スタジオの玄関に、”スパークポスト” を設置しました📪


 

以前からお子さまにお手紙や描いた絵をいただくことがあり、玄関に飾らせて頂いています♪

字を書くことに興味が持てないでいるお子さまや、描いた絵を見て欲しい!というお子さまには、ぜひこの”スパークポスト”を活用していただければと思います。どんなお手紙でも嬉しいです♪

お手紙を入れてくださったお子さまには、職員よりお返事をさせていただきます♪

いろいろなお手紙、お待ちしております✉

 

※頂いたお手紙や作品は、玄関に飾らせていただくことがあります。公開を希望されない場合は職員にお声掛けください。


スパーク西京極

風船遊びをしてみよう!!

スパークに来てくれるお子さまの中にも、風船遊びが好きな子はたくさんいます。

少し広い場所があれば、おうちでも気軽にできる風船遊び♪

どんなメリットがあるかご存知でしょうか?

 

①眼球運動

 眼球運動とは、簡単に言うと ”見たい物を見るために目を動かしたり、焦点をあわせたりする運動” のことです。

ふわふわ動く風船をポンポンと手で弾ませたり、キャッチしてみたりする活動が、物を目で追うための眼球運動(特に、「追視」という動くものを見続けたり、目で追いかける能力)のトレーニングに効果的です。


 

②空間認知能力

 空間認知能力とは、”物の位置や形を瞬時に判断する力”のことです。

 サッカーで味方の位置やボールとの距離を認識できると、どこに蹴ったら良いのか、どのくらいの力で蹴れば良いのか判断できますね。

 風船遊びでは、落下地点を見極めて風船を打てるように体を動かすことで、空間認識能力を高める練習ができます。

 慣れてきたら、うちわをラケットにしてみるのも楽しいです♪

 

③協調運動

 「見ながら打つ」「走って打つ」など、自然と複雑な動きが求められる遊びでもあります。

 目と手の協応や足と手の動きがぎこちないお子さまにも、楽しみながら取り組んでもらえる活動です。

 

④ルール遊び、やりとりのきっかけ

「落とさないように打ち返すんだよ~!」「みんなで50回続けてみよう!」と遊びを発展させていくこともできます。

お友だちと勝負してみたり、お母さんやお父さんと一緒に数を数えてみたり…

そういった遊びの中での経験を通して、お子さまの社会性を育むことができます。

 

⑤色や感触を楽しめる

 「おいしそう!りんごみたいだね」と食べ物に見立てて遊んでみたり、つるつるとした感触を楽しんだり。

 コミュニケーションを取りながら触覚、視覚的に刺激がたくさん入るのが風船遊びです。


 

 

手軽に遊べてみんなが楽しい風船遊び。おうちでもぜひ、お子さまと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?


※お子さまの写真に関しては、掲載許可を頂いた方のみを掲載しております。

お家でも出来る!10カウントでリラックス

こんにちは!最近雪が降ったり本格的に冬の寒さを感じるようになってきましたね。

スパークに来た子どもたちも「今日雪合戦したよー!!」「雪だるま作ったよー!」と大喜びで教えてくれます♪

冬休みも始まり、子どもと過ごす時間が増えて嬉しい一方、怪獣みたいに朝から家で大暴れされるのではないか…。と不安もよぎる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、子どもたちが興奮状態になっている時と落ち着いている時について詳しく解説しながら、最後はお家でも出来る簡単な落ち着き方法をご提案させていただきます。



醒と落ち着きの繰り返し


さっきまで大声で笑い転げながらおおはしゃぎしていたのに、気付けばソファで眠そうにしている。

こんなこと沢山ありますよね。大人だってありますが、子どもはもっと顕著。

人を車に例えると、覚醒(アクセル)と落ち着き(ブレーキ)を繰り返しながらちょうどいい速度を探していきます。

そしてちょうどいい速度を保つことで社会参加が促されていきます。


過度な覚醒状態、過度な落ち着き状態、ちょうどいい状態の関しましては、下記の資料を参考に↓




過度なストレスはアクセルとブレーキを故障させる

ストレスと聞くとネガティブなイメージを持つかもしれませんが、成長には必要なもの。

ストレスを跳ね返し、修復していく過程で人はどんどん成長していきます。

大人になると、好きな食べ物を食べたり、カラオケに行って大きな声で歌ったり、映画を見て大泣きしたり。色々な方法でストレス発散をしています。

でも処理しきれない大きなストレスや、修復していないのにどんどんストレスを受け続けると先程説明したアクセルとブレーキが故障してしまいます。

ましてやまだ自分のストレス発散方法も、ストレスを受けているとも気が付けない子どもたち。

故障しても自分で直すことが出来ません…。

先程も人を車に例えて説明させていただきましたが、アクセルとブレーキが故障したままでは道路を走ることは出来ません。

赤信号で止まれと言われてもブレーキが利かない状態では止まれませんよね。

逆に青信号だから進みなさいと言われてもアクセルが効かないと進めません。

つまり、社会生活において「座って先生のお話しを聞いて下さい。」と言われても走り回ってしまったり、「もう園に行く時間だよ!」と言われてもぼーっとして動かなかったりなどいろいろな場面で支障が出てくるわけです。

過度なストレスでアクセル全開ブレーキ全開の様子は下記の図を参考に↓

子どもたちはまだまだ調整力が未熟

未就学児さんはまだまだこの覚醒と落ち着きのアクセルとブレーキの扱いを調整中の段階。

さっきまで大声で叫びながら戦いごっこをしていたかと思えば、急に寝ていたり。スイッチのオンオフがすごく激しいのが特徴です。

そこに日常生活で処理しきれない量のストレスを抱えると日常生活で困る場面が出てきます。

覚醒と落ち着きの繰り返しで調整力をつけていく

スパークではまだ調整の練習中の未就学児さんに対して、大人が意図的に覚醒と落ち着きの繰り返しを経験させていきます。

思い切り走って戦いごっこをして休憩を長めに取ったり。遊びの内容に緩急をつけたり。

そうしていくうちに段々子どもたちは自分にちょうどいい状態を知っていきます。

スパークでの例は下記の図に記載↓

お家でも出来る10カウントでリラックス

スパーク西京極・四条段町では、落ち着きの時間として水分補給の後10秒数える時間を作っています。

お母さんお父さん、療育士の膝の上にお子様に乗ってもらい、優しくぎゅーをしたり背中をさすったりしながら10秒ゆっくり数えます。

最後は深呼吸。ふーっと息を吐きます。

深呼吸、これも結構心身ともに大事なんです。またブログで説明できたらと思います。

お家でも簡単に出来る方法なので、「ちょっと落ち着いてお話し聞いて欲しいな。」と思った時にしてみて下さいね。

手順は下の図に記載↓

触って触られて自分の体を知って行こう

(触って触られて自分の体を知って行こう!)

突然ですが、目を瞑って耳を触ってみて下さい。

出来たでしょうか…?

当たり前に出来ることかもしれませんが、これが出来るのは自分の体を頭の中で思い描けているから。

見えなくても体の大きさを把握しているからなんです。

まだ生まれて数年の子どもたちはこのお母さんお父さんが出来るすごい技を習得中。

どうやって習得していくのか一例をご紹介させていただきます。


(こんなことありませんか?)

ぶつかりやすかったり、手先が不器用な気がしたり、転びやすかったり…。なんだか気になるな。と思うことはありませんか?

一概にこれが理由!ということは出来ませんが、いくつか当てはまった場合ボディーイメージの形成が関係しているかもしれません。



(ボディーイメージとは?)

ボディーイメージとは自分の身体イメージのこと。

自分の体の輪郭はどこなのか?どこをどのように動かすとどれぐらい動くのか。全てボディイメージを持っているからこそ把握できることです。

小さいトンネルをくぐるときにぶつからないように体をかがむのはこのボディイメージが形成されているから。人とぶつからないように避けたり出来るのもこのおかげです。


形成が未熟だと、自分の体の輪郭がもやがかかっているかのように分からない状態。結果、人や物との距離感が掴みづらくなり日常生活でトラブルがおきやすくなります。


☆6歳ぐらいには大体完成するそうなのでまだスパークに来てくれる子ども達は形成する時期に当たります。



(まずは自分の体を知っていくことから)

ボディイメージは急に形成されるものではありません。形成するための前の段階があります。

ボディイメージはまず、自分の体という存在に気付くという段階が極めて必要。その段階とは、触覚・前庭覚・固有受容覚という3つの大きな感覚を受け取っていく段階のこと。

(各感覚の説明は下記の表を参考↓)


たくさん触れ合って愛着を感じ、重力や傾きなどを経験しバランスを取り、体をとにかく動かしてみながら子供たちはこの世界の中に自分の体が存在していることを理解していきます。


そして次は視覚(目で見る情報)で自分の体に意味づけを行っていきます。

「こんな形をしているのか。こんな大きさなのか。なるほど…。」そんなことを知っていくうちに出来上がるのがボディーイメージです。




(3つの感覚を使った具体的な遊び ①ふれあい・じゃれつき遊び)

ボディーイメージを形成するうえで大切になる先程説明した3つの感覚を使った遊びをご紹介していきたいと思います。

1つ目はふれあい・じゃれつき遊び。

スパークでは積極的に抱っこやおんぶ、くすぐりなどスキンシップを取るかかわりを行っています。

例えば、抱っこ遊びでよくするコアラさん。この遊びの中で、


①人肌に触れながら安心する(触覚)

②上下や左右、色々な速さで揺らされたり浮遊感を感じる(重力)

③落ちない様に体全体を使ってしがみつく(固有受容覚)


という3つの感覚を感じ、ボディーイメージの形成に繋がる土台作りをしています。

(3つの感覚を使った具体的な遊び ②感覚遊び)

2つ目は感覚遊び。

すずらんぽんぽんやボールプール、エアホイール、布ブランコ等をスパークでは行っています。

例えば布ブランコでは、


①ふわふわのタオルが肌に当たる感覚(触覚)

②上下左右、回転等様々な速さ方向で揺れたり浮く感覚(前庭覚)


を感じます。

お家のお布団で「まきずしにちゃおう!」と言って子どもを巻いたり、くすぐり合って遊んだり、抱っこやおんぶをしてみたり、体で木登りをしてもらうなどでも効果大なので、是非時間がある時にしてみて下さいね。



(スパークではボディイメージの形成を促します)

スパーク西京極、四条段町ではふれあい遊びや感覚遊びを通してボディーイメージの形成の土台作りを行いながら発達を促していきます。

楽しい遊びの中で「お腹にタッチ!」「足をパクパク!」等、体を意識するような声掛けややりとりを繰り返していきます。

自分の体の存在を把握し、社会(周りの大人や環境)に受容されている、愛されているという絶対的な安心感の元、体を動かしたり社会に働きかける楽しさを育んでいきます。




遊びに必要な物を自分で作る大切さ

遊びには物がいらないこともあれば、物が必要あるいは役立つこともあります。


例えば鬼ごっこは相手さえいれば成立するので、道具は不要です。


おままごとはどうでしょうか。

物が無くてもできるかもしれませんが、食器や食べ物のおもちゃがあるとリアリティが生まれて大変役立ちます。


これは先日ブログ担当もお子さんと遊んだのですが、

「紙飛行機とばし」

紙飛行機という物が必要になります。


こういった遊びに必要なものをあらかじめ準備しておくことも良いですが、

時には子ども自身で作ってみること(大人は手伝う)も発達にとって貴重な経験になります。


見通しを立てる経験

物をつくることそのものの楽しみを味わうことも、もちろん良いことです。

それに加えて

「作ったものを遊びに取り入れること」「作ったもので遊ぶこと」も良い経験になります。


その理由は「見通しを立てる力」が養われるからです。

「こうすればああなる」という見通しを立てる力は勝手についていくものではありません。

子どもの発達には経験が必須です。


「作ったもので遊ぶ」という経験を積む事で、「作ること」と「遊ぶこと」が繋がってきます。

楽しく遊ぶには何を作れば良いかという見通しを立てることができるようになっていきます。


試行錯誤する経験

「どうすればもっと良くなるだろう」と子どもなりに試行錯誤することも、作ったもので遊ぶことで経験することができます。


見通しを立てる力、試行錯誤して取り組む力は大人としても是非子どもに身に着けてもらいたい力ですよね。

子どもは遊びを通じて発達します。

たかだか遊び、されど遊び。

ここで培った見通しを立てる力や試行錯誤する力が将来に繋がってきます。


だからといって強制することや、何でも作らせるなどの厳しすぎることをする必要はありません。

あくまでも楽しいと思える範囲で取り組みます。


スパーク西京極でも、「自分で作りたい」と言うお子様がいらっしゃいます。

状況によりますが、自分で作ってもらったおもちゃで遊ぶこともあります。










じゃれつき遊びの大切さ

スパーク西京極でもよく行う遊びに、「じゃれつき遊び」があります。

大人の上に乗ったり、くすぐりあいっこをしたり、男の子であれば戦いごっこのような感じで(安全な)取っ組み合いをしたり、抱っこでグルグル回したりします。


一見無秩序に遊んでいるだけに見えるじゃれつき遊びですが、子どもの発達にとって凄く効果的なことがわかってきています。


特別な道具やおもちゃが無くても、安全なスペースと元気な大人が1人いればできる遊びです。

ぜひご家庭のリビングでもやってみてください。


じゃれつき遊びはスキンシップ

子ども達は親との愛着形成をベースに成長していきます。

じゃれつき遊びでは積極的なスキンシップを取る為、愛情ホルモンのオキシトシン分泌が活発になり、愛着形成が進みます。

オキシトシンは以前にも言及しましたが、ストレスの緩和や将来の人間関係構築に深く関係しているとされています。→こちらから


じゃれつき遊びで体の動きを学ぶ

じゃれつき遊びを沢山することは、子ども達が自らの体の動かし方を学んでいくうえでも効果的です。


じゃれつき遊びでは、大人の体という”不規則な形をした物体”に登ったり、ぶら下がったり、掴まったりします。

押し合い、引き合い、ジャンプといった基礎的な運動も沢山経験することができます。

どのように力を入れれば良いのか、自然と覚えていくことができます。


また、大人の体に乗ったり、大人に抱っこでグルグルと回されることで「不安定」を沢山経験することができます。

落ちない様にバランスを取ろうとすることで、バランス能力やスピードを感じる能力を司る、前庭感覚が刺激されます。


こういった体の使い方は、運動機能に直結しています。


激しく遊ぶ必要がある年齢

子ども達の脳が発達する順序について、『脳を鍛える「じゃれつき遊び」』という本で紹介されています。

この本のモデルとなっている「さつき幼稚園」は、「スパークさつき」も運営されており、積極的なじゃれつき遊びを通じて子ども達の発達を促されています。

HP:スパークさつき


子ども達の脳は「興奮」と「抑制」のバランスを取りながら発達していきます。


幼児期は「興奮」も「抑制」もまだ未熟な「そわそわ」状態。


そこから小学校低学年~中学年にかけて「興奮」が発達し始めます。

このころから、子どもらしい活発な感じになっていきます。

ちょっと抑えが効かないくらいです。


小学校高学年や中学生になってくると「抑制」の働きが発達し始め、興奮と抑制のバランスを取れる様になってきます。

このころから切り替えが上手くできるようになっていきます。


この順序をしっかりと踏まずに成長してしまうと、大きくなってもそわそわとした状態が続き、ADHDに似た状態になってしまうようです。


未就学の子どもたちは、「興奮」の働きをぐんぐんと伸ばしてあげるのが必要な時期です。

そのために手軽に高い効果を発揮できるのがじゃれつき遊びです。

つまり、じゃれつき遊びはそこそこ激しいので、大人にとっては結構ハードかも知れません、、、笑


参考:脳を鍛える「じゃれつき遊び」 正木健雄 他 小学館 2004年


じゃれつき遊びの例

スパーク西京極でも、よく採用しているじゃれつき遊びの例を挙げておきます。


・大人のぼり(四つ這いや立ったまま)

・だっこぐるぐる(様々な抱っこの方法、向き)

・肩車(ゆっくり傾いたりする。前、後ろ、左、右で進む方向を子どもに指示させれば伝える練習にもなる)

・大人の腕にぶら下がり

・たたかいごっこ(痛いパンチやキックはきちんと伝える)

・お相撲

・お馬さん(四つ這いの大人に乗って進む)

・手押し相撲

・脚つかまり(大人の足に掴まる。大人が歩いても離れないようにする)

・くすぐりあい


できそうなものから取り組んでいただければと思います!



10月からは屋外での療育も積極的に行います

まだまだ厳しい暑さの日もありますが、徐々に秋らしいお天気になってきました。


夏の間は熱中症対策のため、公園等を利用した屋外での療育は控えておりましたが、

9月下旬から10月上旬を目途に再開していくことにいたしました。

スタッフの人員体制や、お子様の発達段階に応じて実施します。


5月~6月に実施し、好評をいただきましたフィールドスパークatアクアリーナも開催予定です。

*定期の方と初参加の方が優先となります。HP上での詳しい案内と募集についてはもうしばらくお待ちください。


スパーク西京極では昨年度の冬から屋外での療育をスタートしました。

外でたくさん体を動かすことで、屋内で遊ぶ何倍も五感が刺激され、子どもたちの発育発達に良い影響が出やすくなります。


外で体を動かすメリットについては、

こちらの記事をご参考に

自然環境下で体を動かす効果


今年はスパーク西京極がオープンしてから初の秋の屋外療育です。

夏とは違い、気候も穏やかで運動しやすいシーズンです。

思いっきり体を動かして、楽しい時間を過ごしましょう。


抱っこ遊びで心と体を育てる

特性にもよりますが、抱っこが好きな子は多いです。

実は「抱っこ」は乳幼児期の子どもの心と体に非常に大切なことです。


1.心を落ち着け、愛着を形成する

2.前庭感覚、体性感覚、視覚を刺激して運動機能向上に関連


抱っこの心への効果

悲しい時、痛いとき、子どもたちはよく抱っこを求めます。

そして抱っこをすることで落ち着きを取り戻します。

これは、抱っこをすることで分泌されるホルモンが関係していると言われています。


幸せホルモンのセロトニン、愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されることで気分を落ち着ける効果があります。

子どもたちは様々な困難に直面しても、抱っこで心を落ち着け、乗り越えていきます。


また、発育発達は親子の愛着形成をベースとしています。

抱っこを通じたオキシトシン分泌は発育発達の根っこになります。


抱っこの体への効果

抱っこをすることは体にも良い影響を及ぼします。

いわゆる「運動神経」「ボディイメージ」といった運動能力に関係する機能に「体性感覚」「前庭感覚」「視覚」があります。


体性感覚は「自分の体を触れられている」「物が体に触れている」「触っている」といった感覚です。

抱っこでギューっとしてあげることで、強い刺激が入り、体性感覚が鍛えられていきます。


前庭感覚は「体が左右に動いている」「上下に動いている」「スピードが速い、遅い」「バランスを取る」といった機能です。

抱っこで子どもを振る向きやスピードに関係します。


もう一つ、視覚も鍛えることができます。

ここでいう視覚は視力のことではなく、物との距離感や視野の広さのことです。

抱っこをしている時の視線をどれだけ動かしてあげられるかが関係します。


発達に不安のある子たちは

・ボディイメージが弱く、よく人や物にぶつかる

・運動がぎこちない

といった特徴があります。


こういった運動機能の根底にあるのが、体性感覚、前庭感覚、視覚です。

それぞれの感覚を刺激していくことで、脳の新しい神経回路が作られて発達が進みます。


抱っこをすることがこれらを鍛えることができるのですが、、、、

ちょっとしたコツがあります。


それが抱っこ遊びです。


運動機能を高める抱っこ遊びのコツ

ただ抱っこをするだけでなく、そこから遊びに繋げます。

運動機能を高くするための抱っこ遊びのコツは、4つ。


1.いろんな強さで体性感覚を刺激(優しいギューから強いギューまで)

2.子どもをいろんな方向へ持ち上げて前庭感覚と視覚を刺激(上下左右、斜め上、斜め下、左右回転)

3.子どもの向きを変えて前庭感覚と視覚を刺激(親の方を向く、親と反対を向く)

4.組み合わせる


*いずれも安全を考慮したうえで実施してください

*首の座っていない乳児には大きな刺激を与えない様に注意してください。


抱っこ遊びでこれらの感覚を刺激してあげることで、新しく脳の神経回路を作ることに繋がります。


泣いている時などに無理して行う必要はありません。

泣きたいとき、つらいときは落ち着くまで優しく抱っこしてあげて下さい。


愛着形成をしながら、運動機能にも必要な刺激の入る抱っこ遊び、ぜひやってみて下さい。


スパーク西京極では、、、

スパーク西京極でも抱っこはたくさん行っています。

子どもたちを褒める時、共感して寄り添う時はもちろん、抱っこ遊びもしています。

スタッフとの関係性構築や、感覚を刺激する遊びとして抱っこは大変効果的だと感じています。


自然環境下で体を動かす効果

ホームページのインフォメーションでもお伝えしておりますが、「フィールドスパーク(屋外での集団療育)」を6月に実施いたします。

詳細はこちら→/nishikyogoku/blog/article/「★フィールドスパーク_at_アクアリーナ★」のお知らせ


先着順となりますので、お電話、メールで早めのご予約をお願いいたします。

定員に達しましたので、募集は終了いたしました。



というわけで、今回は自然環境下の運動について書いて行こうと思います。


*フィールドスパークの会場は大自然というわけではありませんが、、、、笑


運動とは生きること

 「運動」 と言うとプラスアルファなことのように聞こえますが、本来は きる=運動をすること」 です。

世の中は便利に進化していますが、残念ながら人間の設定は20万年前から基本的には変化していません。


今はスーパーに行けば食料を得ることができます。

しかし、本来は自分で狩りや採集をしなければいけません。

それに適した状態に私たちは生まれてきます。


「どうすればもっと上手に簡単にできるだろう?」

「どうやって動かせば良いのだろう?」

体の動かし方について、脳で考えることで人類は発展してきました。


つまり、脳と運動は切っても切れない関係にあります。

だからこそ、運動をすることで脳が発達します。


自然そのものから受ける恩恵

運動の前に、自然についてもお話ししておく必要があります。

あすぴーが見つけた四葉です(笑)

良いことあったみたいです。


人間は自然の一部なので、発達していくためにも、健康に過ごしていくためにも、自然から受ける十分な刺激を必要とします。

動植物に触れる機会もそうですし、気温や風、地面の感触を味わうこともそうです。

屋内では味わえないレベルで五感が刺激され、脳を広範囲に使うことになります。


最近では自然環境が私たちの五感に及ぼす影響が科学的にも証明されてきています。

一部紹介します。


耳では認識できない自然環境音が脳に影響

自然環境下では、耳では認識できないレベルの高周波音が出ています。

この高周波音は動物の鳴き声、木々のざわめきや流水、風が吹くことで発生するとされています。

自然環境下でこの高周波音を聞くと、骨伝導を通じて脳のα波が活発になり、リラックス効果があるとされています(*1)。


この効果は、ハイパーソニック・エフェクトとして知られています。


発達に特性のある子たちは不安やストレスが高いことも多いので、外にいるだけでもそれを軽減する効果が期待できます。


認識できない自然の匂いにも多大なメリット

木々や植物は多くの植物由来化学物質(フィトケミカル)を放出しています。

フィトケミカルの一種であるフィトンチッドは匂いとして認識することはできませんが、嗅覚を通じて脳に大きな影響を与えます(*2)。


フィトンチッドはストレスホルモンを減少させる効果があるので、痛みや不安を軽減させます。

それだけでなく、ナチュラルキラー細胞という免疫力に関わる細胞を強化してくれることもわかっています。


このように私たちは気が付かないうちに、五感を通じて自然から多大な恩恵を受けています。


日光を浴びれる!

外と言えば日光ですよね!

日光を浴びることで生成されるビタミンDは骨や筋肉の発達、だけでなく免疫力の強化にもつながります。

日光を浴びる量が少ない場合の健康被害については、たくさんの報告があります。


現在は新型コロナウイルスのこともあり、大きな声では言えませんが、やはり外に出て日光を浴びることは重要です。


外で遊ぶとこんなに脳が使われる?!

運動そのものの効果についてはブログや療育の際に説明している通りです。

その運動を、ただいるだけでも効果のある自然環境下(屋外)で行うとなると、メリットが何倍にもなることは簡単に想像がつきますね。


しかも、屋内と違って外では脳をより広範囲に使って体を動かします。


例えば、鬼ごっこをする時を想像してみてください。

その日の気温、木々や風の音、日差しなどを感じながら鬼を気にして走ります。

鬼から逃げながらも、地面の傾斜やランダムなデコボコに対応しなければいけません。

時には虫が飛んでくることもあるかもしれません。


これだけでも、外で遊ぶことがどれほど感覚を刺激し、脳を広範囲に使うか想像していただけるかと思います。

脳はたくさん使うことで発達します。

自然はそれを優しく、時には厳しくサポートしてくれます。



というわけで、フィールドスパークのお申込み、お待ちしております!

アナウンスしてまだ1日なのですが、たくさんのお問い合わせを頂いており、残り枠が僅かとなっています!

定員に達しましたので、募集を終了いたしました。

詳細はこちらから→/nishikyogoku/blog/article/「★フィールドスパーク_at_アクアリーナ★」のお知らせ


こんな感じの場所です。


【この記事の参考文献】

*1 「自然環境の発する音(超高周波数音)が人に与える影響」 石田光男 ほか 2010

*2 「GO WILD 野生の体を取り戻せ」 ジョン・レイティ&リチャード・マニング著 訳:野中香方子 NHK出版 2014

最近の子たちは”さんま”が減っている?!(秋刀魚じゃなくて三間です)

現代の子たちは一昔前の子たちと比べると、「さんま」が減っていると言われています。

秋刀魚ではありません。


「三間(さんま)」です。

(造語です。)


秋刀魚の漁獲量が減っていることも問題ですが、子どもにとっては三間(さんま)の減少も深刻です。


三間は子どもの遊びに必要な、「空間」・「時間」・「仲間」の3つの「間」のことを言います。

「遊びのさんま」が満たされた環境でたくさん遊ぶことで子どもたちは発達していきます。


ところが、一昔前のような自由に思いっきり遊べる「空間」が減っています。

公園は数が減るし、空き地やガレージで遊ぶと今は厳しく怒られます。

公園があっても、いつの間にかボール遊びが禁止になっていたりして、激しく遊べなくなっています。


時間の減少も進んでいます。

最近の子たちは多忙です。

園や学校が終わると毎日のように習い事がある子たも少なくありません。

もちろんスポーツや芸術を習うことは、身体機能を向上させ、豊かな感性育むことに大きく貢献します。

しかし、ある程度形式が決まった中で先生に教えてもらう「習い事」と、子ども同士が自由に展開する「遊び」では本質的に異なります。

どちらが優れているとかではなく、どちらも大切です。


たとえ子ども自身が習い事をしていなくても、保護者が家事や仕事で忙しければ時間は減ります。

共働きの家庭も多くなってきているため、仕方ない部分も大きいです。


たとえ時間と空間があっても、「仲間」がいなければ「遊びのさんま」を満たすことはできません。

出生数が年々減少傾向にある日本ですので、子どもの絶対数が減っていることは言うまでもありません。

2019年はついに年間90万人を割ってしまい、過去最少となったそうです。


ここまではすべての子どもたちに共通して言えることです。

では特性のある子たちはどうでしょうか。


特性のある子たちの中にはコミュニケーションに不安があったり、他の子たちと比べてできないことが多かったり、発達のスピードが違ったりします。

すると、子ども同士の輪に入ることが難しくなることがあります。

これでは時間と空間が整っていたとしても「仲間」の条件が満たされていないのと同じです。

同じ時間と空間にいても、独りになりがちです。


子どもは遊びを通じて発達します。

子ども同士で遊ぶ中で生まれる様々なやり取り、感情、運動、イメージなどはすべて発達に必要な刺激です。

ところが、特性があって「仲間」に入りたくても入れない状況では、こういった刺激に触れる機会が少なくなりがちです。


スパーク運動療育西京極スタジオでは、思いっきり体を動かせる「空間」と「時間」があります。

(さすがに公園ほどではありませんし1時間だけですが)

その中で、「仲間」である療育士とたくさん遊び、社会性や感情、運動機能等の発達を促します。

また、スタジオで療育士と遊ぶことは将来的に実際の子ども同士で作られる「仲間」に入って行くための練習にもなります。