みんなで焼きそばパーティー!!

こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。


3月のグループイベントで、「やきそばパーティー」をしました!

「やきそばパーティーするで~」と事前予告をした日から、

「やきそばいつ!?」「わたし野菜切れるで~」「めちゃくちゃいっぱい食べるから、いっぱい準備しといてな!!」

と、子どもたちみんな楽しみにしてくれていました♪


当日を迎えて、まずはエプロンに着替えます。


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ピンク色のお揃いエプロン、かわいいですね(^^♪


さっそく準備に取りかかります。

低学年の子どもたちには、ちょうどいい大きさにハサミでキャベツを切ってもらって、

高学年の子どもたちには、包丁を使ってソーセージを切ってもらいます。

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けがに気を付けながら、みな集中して切っています。

6年生のお兄さんは、下の学年のお友だちに「気を付けて切りや。」と優しく声をかけていました。

さすがですね!!


具材がすべて切れたら、いよいよ混ぜていきます。

みんなからの要望通り、6玉もの焼きそばを準備したので鉄板が山盛りに!!


みんなで切った具材と、重たい麺とソースがしっかり混ざるように、

6年生のお兄さんが代表で、一生懸命混ぜてくれました。

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美味しそうなやきそば完成!!!!

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混ざったらあとは盛り付けです!

「やりたい!やりたい!!」と鉄板の周りに集まる子どもたち。

「自分の分は自分で入れよう」ということになり、こぼさないように、取りすぎないように、

後の人のことも考えながら盛り付けていきます。

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みんなお皿に盛れたら、いよいよ…

いただきまーーす!!!

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みんなで協力して、大量の焼きそばが完成!

「絶対に余るだろう」と想定して準備したやきそば6玉は、

「おいしい、おいしい」と言いながら何度もお代わりして

あっという間に、先生たちの分まで食べちゃいました(笑)


やきそばを食べて、片付けをした後は、みんなで公園へ!!

ドッチボールをして、思いきり体を動かしました!

同じチームの友達を守ったり、仲間で協力したり、小さいお友だちにボールを譲ったり、

少人数でする時には見られない姿をたくさん目にすることができて、先生たちも嬉しくなりました。


またみんなで、お料理をしたり、思い切り遊んだりしたいね!

ご協力くださった保護者のみなさま、ありがとうございました。

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進級や卒業を控え、新しい学年・環境になることに、

楽しみなことも不安なこともたくさんあると思います。

カプリスでは変わらず、体を動かしたり、学習に取り組んだりして、楽しい活動をたくさん経験していきましょう♪

みんながだんだんお兄さん・お姉さんになっていく姿を見られるのが楽しみですね。

体幹が弱い子の困りごと・改善策

こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。


最近は、体幹という言葉が一般的に使われるようになり、体幹トレーニングの重要性も広く浸透してきています。

そもそも体幹とは、字のとおり体の幹になる胴体部分のことを指しますが、

なぜ、この体幹を鍛えることが重要なのでしょうか?

腕や脚だけを強く鍛えたとしても、それらを支える胴体部分がふらふらしていては、体が安定しません。

体幹を鍛えることは、日常生活の歩行や姿勢の改善、疲れにくい体づくりができるなど大いにメリットがあるのです。


子どもたちも例外ではなく、強い体幹を作ることが重要です。

発達障害を持つ子どもたちの中には、発達の特性によって生まれつき体幹が弱い子どもが多くいます。

体幹が弱いと体が安定しないので、スムーズに活動できないことが少なからずあります。

 例えば、、、

・食事に時間がかかる

・勉強したくても長時間座ることが難しい

・字を書くことがうまくできない

・友達と同じように遊べない、すぐに疲れてしまう

・身体がぐにゃぐにゃ・フラフラとしてうまく体操や運動ができない

 など、体幹の弱さは、日常のあらゆる場面での困りごとにつながります。


発達障害を抱える子どもたちは、障害特性による直接的な困りごとのほかにも、

目には見えないところで、周囲の人が想像もできないような

多くの生き辛さやストレスに悩まされていることがあります。

できる・できないなどの表面的な行動だけで判断せず、

できていても無理をしていないか、できない場合はその理由や背景をしっかりと見極めてあげることが大切です。


<体幹が弱い子どもに見られる3つの特徴>

体幹が弱い子どもに見られるのは、主に以下のような特徴です。

・「姿勢が悪くなる」

・「集中力が低下してじっとしていられない」

・「まっすぐ走れない」

体幹の弱さからくる特徴では、姿勢が悪くなることが一番想像しやすいかもしれませんが、

実は、集中力や運動面などで困りごとが出てきます。

このような特徴は家庭でも見られるものですが、学校のような集団生活の場のほうが、よりはっきりと見えてきます。


姿勢が悪くなる

体幹が弱いと体が上手に支えられない為、姿勢の保持が困難です。

「まっすぐ座れない」「背もたれにもたれて、足を前に投げ出す」「猫背で頬づえをつく」

「机に突っ伏してしまう」「椅子の上に足を乗せて膝を立てる」などの行動が見られます。

立ち姿勢でも「まっすぐ立てない」「ふらふらしている」ことが多く、安定しません。

その見た目から、やる気がない・態度が悪いと誤解されてしまうことがありますが、決してそうではありません。

体幹が弱いために自分の体重を支えられずどうにか座っているので、このような状態になってしまいます。


集中力が低下してじっとしていられない

姿勢保持が困難なので、長時間座っているなど同じ姿勢でいることはとても辛いことです。

そのため、椅子に座っている時も足をぶらぶらさせたり、何度も立ち歩いてしまったり、

時には寝転んでしまうこともあります。

この状態では、授業を受けたくても集中することが難しくなってしまいますね。

また、じっとしていられないことで、ADHD(注意欠如・多動性障害)特性の多動と間違われることもあります。


まっすぐ走れない

体の軸が安定しないので、まっすぐに走ることが困難です。

走ろうとしても体がぐにゃぐにゃして、うまくバランスが取れず、

ドタバタ走ったりふらふらしてしまうので、かけっこでも速く走ることができません。



〈体幹が弱い子ことで生じる2つの困りごと〉

体幹が弱いことは、想像以上に子どもの心身の成長に影響を与えます。

子どもが家庭に次いで多くの時間を過ごす学校生活の中でも、

学習、運動、遊び、食事など、すべての活動での困りごとにつながりやすくなります。

できないことや辛いことが多いと、子どもの自信や自己肯定感を下げてしまうことになり、

心の成長にも影響を与えてしまいかねません。


全身の発達に影響する

子どもの発達には、中心から末端に、上から下に向かって発達していく順序性があります。

つまり、体の中心である体幹が十分に発達していなければ、その先の腕や指先、足などの発達は促されません。

全身をバランス良く発達させていくためには、

まずは体の軸になる体幹をしっかりと育てておくことが前提条件になるのです。


学校生活が辛くなる

学校では、椅子に座って授業を受ける時間がとても長いので、

姿勢保持の難しさや集中できないことによる困りごとや辛さが、より顕著に現れます。

また、まっすぐ走れないことで体育の授業や運動会などで、悲しい思いをすることもあります。

友達との遊びで鬼ごっこやサッカーなどをして遊ぶときにも、

運動面の苦手さが影響して、楽しく遊べないことがあります。

こうしたことが毎日続くと、だんだんと学校へ行くことが辛くなってしまいます。


また学校の授業は、小学校なら45分です。

45分間椅子に座ったままで姿勢を保ち続け、なおかつ先生の話に耳を傾けて授業に集中しなければいけません。

体幹が弱い子にとっては、座り姿勢を保つことだけで精一杯なことです。

その状態でさらに先生の話を聞き、板書をノートに書き写すなどは大人の想像以上に難しく、

座っているのが辛くて、席を立って歩きまわってしまう子どももいます。

そうなると、授業への参加自体が難しくなってしまいます。

授業中に集中して話を聞くことや活動への参加ができないと、

知的な遅れはないのに勉強についていけず、自信を無くし学力低下に陥ってしまうこともあります。


まずは遊びの中で楽しく体幹トレーニング

では、どのように体幹を鍛えていけば良いのでしょうか?

子どもたちが無理なく体幹トレーニングを続けるためには、

遊びの中で楽しく行うことが最も重要なポイントになります。

例えば、トランポリンや縄跳びなどのジャンプ遊び、木登りやジャングルジム、ブランコなど

公園にある遊具で遊ぶことも、体幹やバランス感覚を鍛えるトレーニングになるのでオススメです。

ぜひ、子どもが楽しくトライできるトレーニング遊びを見つけてあげてください。


例えば、縄越え遊び。

これは、カプリスでも盛り上がる遊びのひとつです。


①2つの椅子の足などにゴム紐をくくりつけて、高さのある障害物を作ります。

②ゴム紐の前に立ち、両足を揃えたカンガルージャンプでゴム紐を跳び越えます。

③ゴム紐に当たらずに跳び越せるようになったら、着地で音がしない静かなジャンプで行ってみよう!


腕を振って、膝のクッションを使い、足の指先を強く踏ん張るのがポイントです。

この遊びでは、高さのある障害物を跳び越えることで、跳躍力や空間認知力が養われます。

また、ジャンプ遊びでは腹筋背筋を刺激して、体幹も鍛えることができます。

音がしない静かなジャンプができるようになると、足の指先の踏ん張る力が付いて、

立ち姿勢でふらふらしなくなります。

さらに全身の連動性も身に付くので、スムーズでなめらかな動きの獲得にもつながっていきます。


他にも牛乳パックで作った「牛乳パックぽっくり」で競争をし、楽しみながらバランス感覚を鍛えています。

子どもにとっては、遊んでいるだけで力が身に付きできることが増えるので、

楽しくてどんどん取り組み、さらにどんどん力がつく!!という好循環の中で無理なく活動していくことができます。

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※牛乳ぽっくりについて、詳しく書いているブログもあるので、そちらも併せてお読みください。



このようにカプリスでは、運動専用の広い療育室や公園で、遊びながら楽しく体幹トレーニングをしています(^^)

身体を動かすことによって体幹を鍛え、集中力が高まり、学習面でも高い効果が得られています。

体験や見学は随時受付中です!お気軽にお問い合わせください。

運動専用の療育室が完成しました

カプリスに、待ちに待った新しい療育室ができました。

今までは、運動も学習も1階の療育室で行っていましたが、新年度に向けて、2階に運動専用の広い療育室が完成しました。

「身体を大きく動かす」「体幹を鍛える」「感覚統合のアプローチ」「活動毎に気持ちを切り替える」などを目的としています。

4月からは、児童発達支援「花咲くみらいカプリス」から上がって来る新1年生が増えることもあり、

身体を動かすことにより感情の発達を促す運動療育の流れが途切れることのないよう提供させていただきます。


新しい療育室は、こちらです!!

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晴れていれば、近くの公園で思いきり遊ぶ日もありますが、

運動専用の療育室では雨の日でも、広さを生かしてドッチボールやサッカーを楽しむことができます。

身体を思いきり動かして遊ぶことは、生活に欠かせない感覚や能力の土台作りに重要です。

思う存分身体を動かせるスペースと道具を使い、楽しみながら感覚統合の訓練ができます。



早速、プールスティックと目隠しを使って、指導員と勝負!!

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吊り具を設置しているので、ブランコなどの吊り遊具をぶら下げて運動することもできます。

運動と学習は別々に考えるのではなく、組み合わせることで集中力が上がり、効果が高まります。

思い切り運動した後は脳が活発に動き、学習にも集中しやすくなります。

また、「学習を頑張れば上のお部屋で遊べる!」など、実は運動専用の療育室が、子どもたちの学習へのモチベーションにも繋がっているのです。


放課後等デイサービスカプリスは、運動・学習支援・ソーシャルスキルトレーニングの3つの柱を基本とし、一人一人に合わせた療育を総合的に提供しています。

より効果的な方法を模索しながら子どもたちの無限の可能性を引き出し、個々の力をしっかりと伸ばしていきたいと考えています。

現在、登校困難児、通常枠(放課後)、土曜祝日のグループ活動枠、ともに若干の空きがございます。

体験や見学は随時受付中です!お気軽にお問い合わせください。

新しい児童指導員の紹介です!

こんにちは。

放課後等デイサービスカプリスです!


2月から、新しく来られた先生を紹介します。

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初めまして!「一ノ瀬 淳(いちのせ じゅん)」です!

社会福祉士と精神保健福祉士の国家資格を取得し、昨年3月に大学を卒業しました。

大学では、色々な人が持っている生きづらさをどうすれば少しでも軽減できるのか?を専門に勉強していました。

大学卒業後、1月までは別の放課後等デイサービスで働いていましたが、今回ご縁があり、カプリスで勤務することとなりました。

以前は超インドア派で、家でゲーム(特にポケモン)をしていることが多かったのですが、

昨年の年末に1人暮らしを始めてからは家に1人でいるのが寂しくなって、

外をふらふらすることが多くなりました!自分でもビックリ( ゚Д゚)


楽しい、うれしい、しんどい、難しい、などさまざまな思いを子どもさんと一緒に感じ、一緒に成長していきたい思っています。

よろしくお願いします。

カプリスで大流行している新聞紙ゲームって?

こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。


今日取り上げるのは、『新聞じゃんけん』

皆さんご存じですか?


遊び方はとってもシンプル。

用意するものは新聞紙のみ!

1人1枚新聞紙に乗ってじゃんけんをして、負けたら自分の新聞紙を1回半分に折ります。

だんだん小さくなっていく新聞紙の上で上手にバランスをとって、

最後まで新聞紙の上に立てていた人の勝ちです。


最近、カプリスではこの新聞じゃんけんが大流行!!

みんなに、「何して遊びたい?」と聞くと「新聞じゃんけん!」と答える子がとても多いです(笑)



この遊びでは、バランス感覚・平衡感覚・体幹を鍛えることができます。

また、どのように新聞を折れば、小さくなっても立ちやすいかを考えながら遊ぶので頭も使います

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さらに、1枚の新聞紙に2人で乗ればチーム戦もできます!

落っこちないようにしがみついたり、落ちそうなお友達を支えたり、協力しながら戦えます。

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勝ち負けがあるゲームなので、負けず嫌いのお子さんだと、

なかなか負けを認めて次の遊びに移行することが難しいことがあります。

そんな時、まずは指導員と1対1で、負けに慣れたり、勝つ喜びを味わったりする練習を。

次にお友達と協力して2対2で、励ましあって遊ぶことができるかの練習を。


新聞1枚あればどこでもできる簡単な遊びですが、その児童に合わせて遊び方を自在に変えることができる遊びです。


自陣の新聞紙が小さくなっていっても、最後まで笑って楽しく遊べるように。

お友達がじゃんけんに負けてしまっても、

「どんまいどんまい!」と、声をかけてあげられるような優しさを身に着けるために。

この新聞紙ゲームが大活躍しています。


手軽に遊べて、何度も盛り上がる!

ぜひ、おうちでもやってみてくださいね。

節分イベントを実施しました ~張り子で鬼のお面作り~

こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。


2月といえば節分👹

ということで、今月カプリスでは張り子で鬼のお面作りをしました。

時間をかけてじっくりと作り上げていく本格的なお面です(*'▽')

手間がかかった分、味わい深い作品に♪

根気強く作った分、出来上がりはしっかり!!

味わい深く、個性豊かな鬼のお面が完成しました☆

 

☆作り方☆

まずは、風船を顔の大きさくらいに膨らませます。

その後、風船の全面に新聞紙を貼っていきます。

この行程を3~4回繰り返します。(貼り付けには水溶きボンドを使いました。)

1回目は水のみで貼り付けると、風船を取り出す時に剝がしやすいですよ。

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下の写真のように、風船の色が見えなくなるくらいに貼るのがコツです。

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あらかじめ、新聞紙をたくさん切っておくことも必要です。何よりも根気が必要な作業です。

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新聞紙が乾いたら、次は半紙を貼っていきます。

新聞紙の上にペタペタ貼っていきましょう!!これを2~3回繰り返します。

貼る時には、風船が動かないように厚紙をクルッとしたようなものを使うと便利ですよ。

これが乾けば、お面の土台の完成です。

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半紙が乾いたら、中の風船を割ります。お面の形の半分になるように周りを整えながら切ります。


ここからは楽しみにしていた色塗りの時間です♪

いろいろな色を混ぜてみたり、一色だけでなくカラフルにしてみたり…思い思いに色塗りを楽しむ子どもたちです。

それぞれの個性があふれていますね(^^)

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次は、顔を描いていきます。

大きく目や鼻を描き、こわ~い鬼、かわいいメガネをかけたメガネ鬼、自分好みの鬼のお面が完成☆

療育中に少しずつ、根気よく時間をかけながら進めていき、約1ヶ月間コツコツとよく頑張ってくれました!

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完成した鬼のお面をかぶり、職員を驚かせてみたり、

広い療育室で豆まきを楽しむなど、思う存分盛り上がりました♪

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放課後等デイサービスカプリスでは、季節に合わせたイベントを通して、

運動能力やコミュニケーション力、やり遂げる力などを楽しく伸ばしていきます。

体験は随時受付中です!!お気軽にお問い合わせください。


「牛乳パックぽっくり」でバランス感覚を鍛えよう!!

こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。


今日ブログで取り上げるのは、牛乳パックぽっくり遊び。

子どもの頃、空き缶や竹などで作って遊びましたよね(^-^)


この遊びで期待されるのは、まず「バランス感覚」です。

牛乳ぽっくりは、体幹バランスを鍛えるには非常にいい遊びなのです。

他にも、ぽっくりで遊ぶことで集中力を鍛えたり、運動機能の向上を期待できる効果やメリットもたくさんあったりします。

また、「足の指先」を鍛えることになり、それが正しい歩行へとつながります。

正しい歩き方のためには、足裏が安定して重心は真ん中が良いといわれていますが、現代人は重心が後ろに下がりがちです。

実際、牛乳パックぽっくりに乗って歩いてみると、自然と重心が後ろから前の方へ移動するのがわかりますよ。

 

写真を見るとわかるのですが...

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背筋が伸びていますね!体幹が弱いと、これが猫背みたいに背中が丸くなってしまいます。

「同時処理」の力が必要になるので、けっこう難しいのです。

手と足を上手く連動して動かさないと一歩を踏み出せないので、手足の協調性を高める運動としても最適です。

足裏の刺激にもなります☆

牛乳パックでできているのに驚くほど頑丈で、室内遊びにもピッタリです。


〇準備するもの〇

牛乳パック…6本

ビニールひも

ガムテープ

穴あけパンチ(キリ)

(デコレーションする場合はペンやシールなど)


〇作り方〇

1.牛乳パック2本のすべての角に、下から7㎝のところで切り込みを入れる。

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2.他4本に牛乳パックをじゃばらに折る。

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3.切り込みを入れた牛乳パック1本につき、2本のじゃばらにした牛乳パックをいれる。

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4.向かい合っている2つの切込みを、じゃばらにした牛乳パックの横に差し込む。

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5.残りの2つを綺麗に折って、じゃばらにしたパックの上で、ガムテープを使って固定する。

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6.牛乳パックが見えないように、ガムテープを貼ったり飾りつけをする。

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7.飛び出している牛乳パックの真ん中(2か所)に穴をあける。

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8.ビニールひもを通す。

(カプリスでは紐を頑丈にするため三つ編みにしましたが、そのまま通しても遊べます!)

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9.完成!

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おうちでも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!

感覚統合について

こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。


子どもが集団生活を送る中で、身体の不器用さや集中力のなさが目立ってくると、心配になる親御さまも多いかと思います。

原因の一つとして、感覚統合が上手くいっていない可能性が挙げられます。

そこで今回は、感覚統合についてのお話を少しさせていただきます。


まず、運動は大きく「粗大運動」と「微細運動」に分けられます。

順番としては、身体を動かす基本的な粗大運動を習得したのち、手先の細かな動きなどの微細運動を身に付けていきます。


「粗大運動」 「微細運動」 とは?

〇粗大運動→体が自由に動くようになる過程

「顔をあげ」→「頭をあげ」→「寝返りをし」→「支えなしに坐り」→「伝い歩き」

ができるといったプロセスを経て、1歳前後に1人で歩けるようになります。

そのあと、「後ずさり」→「階段をのぼる」→「ボールを投げる」→「ジャンプ」

といった運動ができるようになるのが2歳前後です。

赤ちゃんは、まず体が自由に動くようになる粗大運動を修得していきます。

〇微細運動→手を使って道具を使えるようになるまでの過程

「ガラガラを握る」→「モノに手を伸ばす」→「積み木を両手に取る」

といった手を使った動作ができるようになった赤ちゃんは、1歳を過ぎると「なぐり書き」ができるようになります。

その後、積木遊びを経て、2歳を過ぎると、何も見ずに「直線」→「十字形」→「円」を書けるようになります。


このように運動と感覚は、切っても切れない関係です。

私たちの脳は、感覚から入力された膨大な情報をきちんと分類したり、整理したりすることで、

体の動きをコントロールしています。これが感覚統合です。

この感覚統合の発達が遅れると、

複数の感覚を統合して身体を動かす時に、ぎこちない動きになったりして問題が生じることがあります。

活発だったりおとなしかったり、器用だったり不器用だったり、得意だったり不得意だったり、

もちろん、子どもたちはさまざまな個性を有しています。

ただ、周囲の子どもと比べて極端に違った行動をしている場合などは、

「感覚統合」がうまくいっていないことが一因かもしれません。


感覚統合とは、「7種類の感覚」を整理、分類して身体をコントロールすることです。

とはいえ、すべての人が感覚統合を問題なく出来ているわけではありません。

感覚統合がうまく行われていないと「感覚の受け取り方」に偏りが出るようになり、

自分を取り巻く状況を把握して適切な行動をとることが難しくなります。


感覚統合がうまくいかないことで現れる行動の変化や発達の違いについて

〇落ち着きがない

〇乱暴な言動が多くなる

〇ケガをしそうな「危ない遊び」を非常に好む

〇ハサミや色ぬりなど物を使った細かい動作が苦手

〇ジャンプしたり走ったりするときに動きが不器用に見える

〇転びやすい

〇人に触れられることを極端に嫌がる

〇言葉の発達がゆっくりである

 など


感覚統合で重要な7つの感覚

私たちの体はさまざまな刺激を受け取る「感覚」を持っています。

感覚でよく知られているのが、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の「五感」です。

五感のほかにも感覚はあり、「固有受容覚」と「前庭感覚」が存在します。

固有受容覚と前庭感覚は、あまり聞きなれない用語ですね。

固有受容覚→手足の状態や筋肉の伸び縮み、関節の動きの感覚

前庭感覚→平衡感覚とも言われます。身体の動きや向き、傾き、スピードを感じる感覚。バランスや目の動きにも関係しています。


感覚統合は、一般的に子どもの頃から、日常生活のさまざまな遊びや活動を通して完成されていきます。

7つの感覚器官から脳に入ってきた情報が統合されて、一つの動作・運動が出来るようになります。

感覚統合が完成する速さには個人差があり、

発達障害の子どものように感覚に偏りがある場合(特定の感覚が過敏だったり、感じにくかったりするなど)は、

周囲の子どもより感覚統合がうまく進まない場合があります


カプリスでは、広い運動専用の療育室で、吊り具やトランポリンなどの遊具を使ったり、

ボールを使ったゲームや鬼ごっこなど身体を動かす遊びを通して、感覚機能の発達を促す活動を毎回行っています。


体験は随時受付中です。お気軽にお問い合わせください。

発達障害をもつ子どもとのかかわり方とは?

こんにちは。放課後等デイサービスカプリスです。


今回は、「発達障害を持つ子どもとのかかわり方」について紹介していきたいと思います。

発達障害を持つ子どもは、生まれつき脳機能の発達の凸凹(でこぼこ)が激しく、人とかかわることが得意ではありません。

また、周囲の環境や人間関係とのミスマッチなどから、社会生活上支障が生じることがあります。

一言で発達障害と言っても、その特性はさまざまです。

今回は障がいの傾向別に、その特徴とかかわり方について紹介していきます。



まず最初に、発達障害の3つの傾向について説明します。


ASD(自閉スペクトラム症)

→対人関係の困難や興味・関心の限定、特定の行動を繰り返すなどの特徴があります。

「かかわり」「コミュニケーション」「こだわり」の障害を併せ持っています。

ASDはコミュニケーション能力や社会性に関する脳機能の偏りを広く捉えており、

よく耳にする「自閉症」や「アスペルガー症候群」の症状も

ASDに含まれるという考え方が一般的になってきています。


ADHD(注意欠如・多動症)

→忘れ物や遅刻などの「不注意」と、じっとしていられなかったり、なかなか集中できなかったりといった

「衝動性・多動性」を主な特徴とする障害です。

その他、過集中や自己中心性なども挙げられますが、中枢神経系の機能不全が推定されます。

幼少期からその傾向が見られ、女児より男児のほうが多いです。


LD(限局性学習症/学習障害)

全般的な知的発達に遅れはないものの、読み書きや、聞く・話す、計算・推論する能力のうち、

特定のものの習得と使用に著しく困難を示す特徴があります。

一般的には「学習障害」と呼ばれることが多いです。

※LDについて、詳しく書いているブログもあるので、そちらも併せてお読みください。


次に、そのような傾向を持つ子どもとのかかわり方や対応の工夫をお伝えします。


ASD(自閉スペクトラム症)

抽象的な言葉やニュアンスの理解が難しく、

注意の切り替えができなかったり、複数のことを同時にすることが苦手だったりします。

例えば「手を洗ってから、おやつを食べる」といった、

2つのことを一度に伝えようとすると、言葉を聞き逃してしまいます。

【対応方法】

・短い言葉で、1つずつ伝える。

・注意を引いてから伝える。

・具体的な言葉で伝える。

・視覚的に伝える。

時間など、目には見えない概念を理解することが不得意な傾向にあります。

予定がいつ始まって、いつ終わるかがわからないことで、不安を感じてしまいます。

【対応方法】

・作業の見通しを伝える。(いつ、どこで、何をするか、など)

・イラスト付きの予定表、タイマーなどを使って視覚的に伝える。

表情や身振り手振り、視線などから相手の状況を読んだり、気持ちを理解したりが苦手な場合が多いです。

結果的に、意図せずお友だちを傷つけてしまったり、集団行動を乱してしまったり。

【対応方法】

・表情だけではなく、言葉や動作も交えて伝える。

・「あれ」「それ」などの代名詞は避け、具体的に伝える。

・ルールや指示はわかりやすく伝える。


感覚過敏のある子どもは、音や温度、臭い、光など、感覚刺激に過敏に反応します。

過敏の感覚がパニックやかんしゃくを引き起こす原因になることもあります。

また、感覚鈍麻のある子どもは、ぶつけても痛がらない、泣かないなど、痛みに鈍感です。

※感覚過敏、感覚鈍麻についてもブログを掲載しております。詳しくはそちらもお読みください。

【対応方法】

・装飾のない静かな環境を用意する。

・音や光など、感覚刺激の原因になるものを少なくする。

・騒がしい場所ではイヤマフや耳栓、フードをかぶる。


そのほかにもASDの子どもたちは、様々な場面で困りごとを抱えて不安を感じやすく、自己肯定感が育まれにくいといえます。

その一方、「1つのことに集中して取り組むことができる」「行動力がある」などは、素晴らしい長所と言えます。

ASDの特性を子どもの個性として捉えることや、親や周囲の人が特性を理解し、

自己肯定感が高まるような褒め方や接し方をすることが、本人の達成感や安心感に繋がります。


ADHD(注意欠如・多動症)

良いところ・できているところ・頑張っているところなどを褒める・認めることが大切です。

ADHDの子どもはどうしても叱られることが多くなりがちで、自信が持てなくなってしまいます。

小さな成功体験をたくさん積むことで、やる気や自信を育んでいきましょう。

【対応方法】

・目標を決め、できたらほめる

 →例えば、「食事のあとは食器を台所まで運ぶ」などの目標を決めます。

目標に対して、達成した都度、また継続して努力できているときも、同じように褒めます。

・スケジュールを決める

 →例えば、「19時になったらお風呂に貼る」などを決めておきます。

生活のリズムができることで心が安定し、落ち着きが持てます。

・わかりやすいルールを決める

 →守ってもらいたいことややってはいけないことについて、話し合って決めます。

決めたことは紙に書き、掲示します。守れた場合は、認める・褒めることが大切です。

・ご褒美制でモチベーションを維持する

 →例えば、「夜に歯磨きをしたら、シートにシールを貼る」などが挙げられます。

シールが10個たまったら「〇〇に遊びに行く!」など、頑張った結果楽しいことがあると、モチベーションの維持に繋がります。

・注意する回数を減らす

 →日常的に注意する回数が多くなりすぎると、本当にしてほしくない行動がうまく伝わらないことがあるかもしれません。

「勉強しない」「片づけない」など、日常生活上困ったことに対しての注意は減らし、

「家族にひどいことを言う」「危険な行動をとる」「約束したことを破る」など、本当に注意すべき場合のみに焦点を置きます。

さらに、「では、どうすればよかったのか」を一緒に考えたり、親の思いを伝えたりするとよいでしょう。


☆女の子の接し方の例☆

ADHDの女の子は、女の子同士のコミュニケーションで悩むことが多くあります。

例えば、思いついたままの言葉を話すことで誤解を受ける、おしゃべりが自分中心になってしまう

などが代表的に挙げられます。その結果、知らない間にお友だちから距離を取られてしまったり、孤立してしまったりも。

本人に自覚がないので、どうしていいのかわからず余計に辛くなってしまいます。

親が介入しづらい部分ではありますが、どんな時も子どもの絶対的な味方だと伝え続ける姿勢は大切です。


LD(限局性学習症/学習障害)

LD(学習障害)の種類は主に3つに分類されます。


ディスレクシア(読字障害)

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ディスグラフィア(書字表出障害)

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ディスカリキュリア(算数障害)

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3つの種類ごとの、学習方法の工夫や対応などを紹介します。

①ディスレクシア(読字障害)には・・・

・定規、厚紙シートを利用する

 →読み飛ばしをしてしまわないように、定規や1行分くりぬいた厚紙を使って読むと効果的です。

・まとまりごとに「/」を入れる

・絵本を読む

・読みやすい書体にする

②ディスグラフィア(書字表出障害)には・・・

・マス目は大きめ・十字の補助線ありのノートを使用する

・漢字の「意味」が分かることを最優先にする

 →まず、漢字を見本で見て意味が分かるようにすることが必要です。

次に「読める」、その次に「書ける」という順番で取り組むと効果的です。

③ディスカリキュリア(算数障害)には・・・

・さまざまな物の数を数える

 →すぐに「計算」に取り組むのではなく、

まずは「家族とお菓子を分ける」「レシートとお釣りが合っているか確かめる」など、

日頃の生活上で数に結び付くことを身に着けることが、数字を理解する第1歩となります。


LDのある子どもの学習支援方法として、

「通級指導教室に通う」や「学校との連携を取り、タブレットを取り入れた学習方法に変更してもらう」

なども挙げられます。


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診断名が同じでも、子供の性格や環境などによって生じる困りごとは異なります。

一人ひとりの状況に合わせて環境調整などの対策を行い、困りごとを少しずつ減らしていくことが大切です。


カプリスでは、子どもたちが見通しを持って運動や学習に取り組めるように、先生と子どもが相談しながら、まず予定表を作成。

それから、その日の療育が始まります。

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また、学習内容に合わせて教具を準備したり、視覚的な支援を取り入れたりしながら、学習の補助にも努めています。


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お子さまの性格や特性傾向に対してどのような支援が効果を発揮するのか、都度親御さまと相談しながら、

お子さま一人ひとりに合わせた療育の内容を考えて提供しております。

少しでもお困りの際は、ぜひ、カプリスの個別支援をご利用ください!!

見学と体験は随時受付中です!お気軽にご相談ください。


お正月遊び~手作り凧をあげよう!!~

こんにちは。

放課後等デイサービスカプリスです。


今月前半のグループワークは、お正月遊びをして遊ぼう という企画を行いました(^^♪

最近はあまり見かけなくなりましたが、代表的なお正月遊びの一つ、凧あげに挑戦します!!


まずは、凧作りの制作活動です。

凧の形に切ってあるビニールに自由に絵を描きます。

羊、へび、戌、うさぎと、それから猫まで描き「十二支物語にするわ~!」

とお正月らしい話題で盛り上がりました。

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すぐに絵が決まる子もいれば、「何の絵を描くか決まらなーい!」と考え込む子も。

みんな、思い思いの絵を描きました!

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絵を描いたあとは、ストローで凧の骨を作り、凧糸を付けると、自分だけのオリジナル凧が完成!!

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部屋の中で軽く走るだけでも、飛んでいましたよ(^-^)

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いよいよ外に出て、近くの公園で凧あげを楽しみます!

まずは走って飛ばしてみます。

見て~!上手に飛んでるよ~!

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 しばらくすると、走らなくても風に乗って凧が上がりました。

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この日は風があり、立って腕を上げるだけでも凧が上がります!!

天気は曇りで少し寒かったのですが、風がある分、凧あげには最適な天候でした。

「すご~い!何もしていないのに、勝手に上がる~!」と、子どもたちも嬉しそうです。

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オリジナルの凧あげで、存分にお正月遊びを楽しみました♪

子どもたちに感想を聞くと、「今度は骨組みをしっかりさせて、もっと強い凧を作ろう!」とのことでした。

まだまだ改良すれば、もっと高く飛ぶ凧が作れそうです!

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伸びしろありですね☆


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