今年度は、西京極スタジオ向いの公園でのフィールドスパーク(屋外での療育)を必要に応じて定期的に実施しております。
公園での療育を通じて外で体を動かすことの大切さ、素晴らしさを改めて感じております。
そこで、公園よりもさらに自然豊かな環境で療育を提供すべく、阪急西京極駅近くの「西京極総合運動公園 京都アクアリーナ」にて、より大規模な屋外集団療育「★フィールドスパーク at アクアリーナ★」を開催いたします。
【外で体を動かす効果】
子どもたち、そして人間は本来自然の一部であり、自然の中で発達していきます。
自然環境下では五感がフル活用され、脳が広範囲に使われることが分かっています。
そのため屋外での運動は二乗の効果があると言われています。
鬼ごっこをする時を想像してみてください。
その日の気温、木々や風の音、日差しなどを感じながら鬼を気にして走ります。
鬼から逃げながらも、地面の傾斜やランダムなデコボコに対応しなければいけません。
時には虫が飛んでくることもあるかもしれません。
これだけでも、外で遊ぶことがどれほど感覚を刺激し、脳を広範囲に使うか想像していただけるかと思います。
【日時】
第一回 6月4日(木) 15:00~17:00
第二回 6月9日(火) 11:00~13:00
第三回 6月17日(水) 15:00~17:00 (年長児さん優先)
【定員】
各回6名まで、先着順です。
1名さまにつき、療育士は必ず1名以上付きます。
【集合場所】
西京極総合運動公園 京都アクアリーナ メインゲート前(坂道を登り切ったところ)
現地集合になりますのでご注意ください。
終了後は現地解散となります。
【持ち物】
帽子、水分、タオル
暑い季節で、日影も少ない環境ですので上記3点は必須でお願いいたします。
【雨天の場合】
西京極スタジオに戻っての療育になります。
詳しくはお問い合わせください。
【ご予約】
先着順ですので、お電話、メールにてお早めにご連絡下さい。
来所されたときにもご予約していただけます。
空き状況や詳細等、お気軽にお問い合わせください。
スタジオの駐輪場横、階段の下あたりのフェンスにはカマキリの卵があります。
昨年秋にスタジオに遊びに来たカマキリが産んでいったものです。
貴重なカマキリの産卵シーン、見とれて撮影を忘れていました。
ごめんさい(笑)
昨年秋の母カマキリ
スタジオに飛来するカメムシ退治係として大活躍してくれました!
そして、今朝卵を見たら孵化が始まっているではありませんか。


カマキリの卵は雨の翌日に孵化するそうです。
昨日は雨でしたので、見事に今日孵化。
生き物の本能とか、狂いのないセンサーって本当にすごいですよね。
観察していると孵化失敗してそうな子もいましたが、それも自然ですね。
去年の秋からずっと見守っていると、生命の営みの厳しさと素晴らしさを改めて感じます。
新型コロナウイルスによる自粛で、子どもたちにとってもストレスフルな日々が続いています。
普段行っていた園や遊び場に行けない。
ずっと家にいるという単調で刺激の少ない毎日。
特に発達に不安のある子ども達はその影響を受けやすいと言われています。
ストレスがたまってくると、いわゆる問題行動として表れたり、情緒面に不調をきたすことがあります。
以前、全国各地のスパークの先生方とオンライン勉強会をした際にも、そういった事を心配する声が上がっていました。
ストレスによる問題のみならず、他者と関わる機会と外からの刺激の減少は子どもたちの発達スピードに影響が出ることも考えられます。
そうは言っても自粛期間中なので、どうして良いか分からない状況だと思います。
そんな時こそスパーク的な関わり方がおすすめです。
(*療育士たちほどハイテンションで大げさでなくても大丈夫です。)
いつもよりほんの少しだけ、可能な範囲で良いので、お子さまと一緒に遊ぶ時間を増やしてみるのはいかがでしょうか。
その中で褒めたり、認めたり、感情を共有したりするすることで子どもたちのストレスは下がりやすくなります。
外に行くことができず、思いっきり体を動かして遊ぶのは難しいと思います。
なのでストレスを完全になくすのは大変難しいことかもしれません。
ですが、少しでもお家での関わり方の意識が、ストレスを下げることにつながればなと思います。
特性として多動や衝動性を持っている子たちは、運動をしたほうが落ち着きやすいということが分かってきています。
ADHDと言われる子たち、もしくはその傾向がある子たちは脳内でドーパミンを処理する機能に特性があるようです。
ドーパミンは幸福感や快感、意欲の高まりに関わるホルモンです。
褒められることや、報酬をもらうこと、他者に認められること、発見をすること、刺激的な経験をすること、そして運動をすることによってドーパミンが分泌されるということが知られています。
ADHD傾向にある子たちはDRD4と呼ばれる、ドーパミン受容体の生成に関わる遺伝子変異が定型発達の子たちよりも多いと言われています。
そのため常に刺激に満たされにくい状態になりやすいということが示されつつあります。
DRD4は新奇性追求遺伝子とも呼ばれており、ADHDではなくともスカイダイビングやバンジージャンプなどの強烈な刺激、スリルを好む人にも多く発現しているそうです。
DRD4は人間が進化していくうえで、新しい場所や物を開拓していくときに必要だったと考えられています。
それもあって現代でも一定数DRD4を多く持った子たちが多様性として生まれてきます。
こういった背景もあり、多動性や衝動性といった特性を持った子どもたちは
刺激的な環境下で思いっきり体を動かした後の方が落ちつきやすいということが考えられています。
当スタジオでも基本的に療育の序盤は走り回ったり、激しく動いたりすることが多いです。
部屋もたくさんの刺激であふれています。
体を動かすことで血流が良くなって脳に酸素と栄養が回り、脳を広範囲に使いやすくなります。
それだけでなく、ADHD傾向にある子たちにとっては、動くことや療育室に来ること自体が刺激を満たして落ち着きをもたらす効果があると考えられます。
毎日体を動かしてばかりはいられないですが、療育に来て下さった時にはたくさん運動してもらえたらなと思います。
また、新型コロナウイルスによる自粛続きで子ども達にとってもストレスの溜まる日々が続いていますが、スパークに来て体を動かし、少しでもそれが緩和されたらなと思います。
参考文献
「脳の個性を才能に変える 子どもの発達障害との向き合い方」 トーマス・アームストロング 中尾ゆかり 訳 NHK出版 2013年
事前に許可を得て、子どもたちの遊んでいる様子を写真に残しています。
たまにカメラを持ったスタッフが撮影をしていますが、気にせず全力で遊んでくださいね!
今回は、「かっこよく撮ってくださいね!」というお母さまからのリクエストがありましたので、素人カメラマンなりに頑張ってみました!笑
「いくぜ!」

強い!!!!

「よく狙って、、、、」

お片付けダッシュ!!!!

ヨガ、、、?笑

かっこよく撮れたんでしょうか、、、笑
もっと腕を磨きますね。
療育の最中は子どもたちを持ち上げたり、重い物を引っ張ったりと体に負担がかかるシーンが沢山あります。
療育士達も上手に体を使えなければいけません。
というわけで、療育に役立つ体の使い方研修を実施。
皆様の普段の生活にも役立つ内容なので、シェアしておきます。
外出自粛が続き、お子様とお家で遊ぶ機会が増えていると思いますので、何かお役に立てれば幸いです。
手を伸ばすのではなく、(↓ダメ)
腰を落として体の近くで持ちます。
手で引き寄せようとするとしんどいので、自分が対象に近づきます。
持ち上げた後も、体から遠くにしてしまうとしんどいです(↓ダメ)
体の近くで持てば、横へ振っても楽です。
この時も基本は対象と自分の体を近づけることです。
軽く腰を落として、密着させたまま引っ張ります。
すると、女性スタッフでも簡単に大人1人を動かすことが出来ます。
お子さまの場合はスッと持ち上げる事が出来ます。
お子さまと遊ぶとき、負担が来やすいのは腰です。
遊ぶにも体が資本になります!
ちょっとした工夫で痛めずに済むので、ぜひ気を付けてみてください。
療育士も腰に気を付けながら今日も元気に頑張ります!
最後にちょっと遊んだ様子です。
今日のベストショット!!笑
今日は全国のスパーク事業所の皆さまと初のオンライン勉強会でした!

西京極の2人はどこでしょう?笑
新型コロナウイルスの影響で、全国のスパーク事業所の状況も様々です。
(西京極スタジオは普段通り元気にオープンしています)
そんな時だからこそ、今できる事をやろう。
横のつながりを大切にしながら、みんなでレベルアップしていこう。
そういった思いでオンライン勉強会がスタートしました!
この勉強会は新型コロナウイルスが終息しても継続される予定です。
西京極スタジオも(人員体制的に)可能な限り参加して、普段の療育につなげていけたらなと思っています。
オンライン会議の様子って写真に撮るとシュールですね(笑)

新型コロナウイルス感染拡大を受け、4月のご予約体制と5月の休所日を変更させていただくことになりました。
ご予約の際は下記変更点にご注意ください。
新型コロナウイルス感染拡大防止として、4月15日(水)以降の新規ご予約は1つの時間枠に対して2組までとさせていただきます。
既にご予約いただいている時間帯につきましては、3組の場合でも予定通り療育を行います。
可能な限りの密集、密接、密閉を避けて療育が行えるよう、基本的には療育室小と療育室大の扉を締め切り、二か所に分かれての療育になります。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ゴールデンウィークの休所日を下記の通り変更させていただきます。
変更前:5/1(金)、5/2(土)、5/6(水)を開所。 5/3(日)~5/5(火)休所
↓
変更後:5/1(金)~5/6(水)まで休所。 5/7(木)から通常どおり開所
なお、5/7(木)からは通常通り3組の療育を同時に行います。
なお、上記変更点につきましては新型コロナウイルス感染拡大の状況に応じて変更になることがございます。
変更になればホームページ等で随時アナウンスいたしますのでご確認ください。
感染拡大防止の為、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、療育の前後にはアルコール消毒と次亜塩素酸希釈液での拭取りを行なっています。
療育前後には職員の手洗いうがいとアルコール消毒。
療育室全体へのアルコール噴霧で除菌。
使用した遊び道具やドア等の次亜塩素酸希釈液での拭取り。
スタジオで使用している次亜塩素酸希釈液の作り方です。
ご家庭でも手に入る製品から作れるので、感染予防にご活用下さい!
長く不安な日々が続きますが、最大限の感染予防とスパークらしい笑顔の療育で頑張ります!
保護者の皆さまへ
平素はスパーク西京極の運営に多大なご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
皆さまにおかれましては、テレワークへの移行、幼稚園・保育園の休園要請や政府からの外出自粛要請など生活に多大な影響が及んでいることと存じます。
4月8日時点では、スパーク運動療育西京極スタジオが属する「児童発達支援事業」に於いては
原則開所しますが各施設にて判断するものとします。
との通達がなされております。(新型コロナウィルスに関する行政通知 4月8日時点参照)
保護者の方々より
・感染リスクを避けたいので当面お休みさせて下さい。
・幼稚園や保育園が休みになり自宅で過ごす時間が増え、体を動かす機会が殆ど無いので子どものストレスが増しています。スパークが唯一体を動かせる機会なので、ぜひとも開所を継続してもらえると助かります。
・平時であれば休みの時はショッピングモールや遊園地などに行ったりするんですが、今の環境でそういった場所に行くのは怖いですし、それらの施設と比較してもスパークの方が人の密度等や感染リスクは圧倒的に低いので、開所を継続してほしいです。
など、様々なご意見を頂いております。
これら、皆さまのご意見や感染のリスク、行政からの要請などを踏まえ、当事業所は、
可能な限りの感染防止策を講じながら、開所を継続する
こととさせていただきました。
※感染防止の為、以下を再度お願い・お知らせさせて頂きます。
★ご利用されるお子さま、ご家族の皆さまへのお願い★
・通所前、ご自宅にて検温をお願いします。
※お子さま、ご家族のどなたかに発熱(37.5℃以上)がある場合は、通所をお控え下さい。
・通所時、当施設玄関にて来所者全員、検温をさせて頂きます。
※発熱(37.5℃以上)がある場合は、その日の療育はキャンセルとし、ご帰宅頂きます。
・来所時、帰所時に玄関にて、手指のアルコール消毒をお願いします。
・感染防止の観点からも、療育を受けるお子さま以外の兄弟姉妹さまにつきましては、極力お連れにならないよう、お願いいたします。
★当施設での取り組み★
・全職員が出社前および出勤時に検温
・療育前後のうがい手洗い
・スタジオ内の換気
療育中は、安全確保の観点から20㎝程度窓を開け換気。
療育と療育の間は、窓を全開にして換気。
・スタジオ及び療育道具の消毒
アルコールのスプレー噴霧(壁、床面、ボール、布類等)
次亜塩素酸希釈液での拭き取り(ドアノブ、手すり、マット、大きなボール、キッズステップ等)
スパーク運動療育 西京極スタジオ
管理者 熊谷 利衣子