保護者との愛着形成

乳児期、幼児期の発達は保護者との愛着形成がベースになってきます。

子どもたちは保護してくれる大人の力が無ければ生きていくことは非常に難しいです。

そのため、養育者との関りから受ける影響はとても大きなものだと考えられます。


親や親代わりとなる人物との愛着形成が大切な理由について紹介していこうと思います。


この社会は安心できるものだと知る

子ども達は乳児期や幼児期に保護者との信頼関係を気付くことで「自分が生きていくこの社会は安心できるものだ」という感覚を持つようです。

最も身近な人間関係である保護者から、たくさんのスキンシップや言葉がけをしてもらうことでこの感覚が養われていきます。


保護者と子どもとの相互的なコミュニケーションを日々繰り返すことで、愛着が形成されていきます。

この形成された愛着は、その後の人生における人格形成や社会性と言われる部分にも大きな影響を与えることが分かってきています。


子どもが保護者に発生や接触で働きかけ、それに対して保護者が応答することで、子どもは保護者に対して安心して頼れる存在であると認識し、自信を持っていきます。

保護者からの働きかけ、子どもの働きかけに対する応答を大切にしていくことで愛着形成が進んでいきます。


心身の発達には安心感が必要

子どもたちの心身の発達には、少なからず挑戦や困難が伴うため、「安心感」が必要になります。

体の発達であれば、重力や触覚刺激に対しての感覚が安心の材料になります。

心の発達には、前述したような「この社会は安心できるもの」という感覚もそうですし、「安全基地」としての保護者の存在も大切になってきます。


子どもは親が見守っている状況下で、遊びを通じて環境の探索であったり、物事への挑戦を行います。不安や恐怖などの感情に襲われると、避難場所として「安全基地」である保護者への接触を求めます。

スパークでも、遊びに挑戦を伴う時は、子ども達はお母さんやお父さんの所へ飛び込んでいく姿があります。

これは決して悪いことではありません。

むしろ、きちんと安全基地があるからこそ心身の発達が可能になります。


保護者も遊びに

スパーク西京極では保護者にも療育に同席していただいております。

可能な範囲でかまいませんので、遊びに加わっていただくと、子ども達はとても嬉しく、発達にもプラスに働きます。

遊びに加わっていただかなくとも、子ども達が安全基地として保護者を求めた際に応答を返してあげるだけでも、有意義な時間を過ごしていただけます。


どれだけグルグル回っても目が回らない子?

お子様がどれだけグルグルと回転しても目が回らない姿を見て不思議に思うことはありませんか?

何回転もしているのに真っ直ぐ歩ける、目が回らないからグルグルと回転して遊ぶことが好き。


療育をしている私達としても、子どもたちのそんな姿をよく目にします。


今回は目が全く回らない子の理由と、そんな子たちが積極的に取り組んでいきたい遊びを紹介します。


「全然目が回らない」は前庭感覚が未熟か鈍感

目が回らない子は前庭感覚が鈍感であったり未熟であったりすると言われています。

前庭感覚とは、耳の奥にある前庭器官(耳石器、三半規管)による感覚です。

前後左右あらゆる方向への頭(身体)の移動、傾き、加速などを感じる場所で、その情報と視覚や筋肉、関節からの情報を元に人間はバランスを保っています。


前庭感覚が未熟な子たちは姿勢保持や運動も苦手になりやすいと考えられています。

目が回らない子たちも、この前庭感覚に未熟さや鈍感さがあると考えられています。


前庭感覚と言っても、

耳石器とよばれる所で感じる直線方向への移動と、三半規管で感じる前後左右や回転があります。

目が回らない場合は特に三半規管に未熟さがあると考えられていますが、前庭感覚を全体的に刺激できるような遊びを積極的に取り組んでいくことが大切です。


どんな遊びを積極的にしていけば良い?

揺れや不安定感のある遊びを積極的に取り入れていきたいです。

公園の遊具であれば、シーソーやブランコは揺れの刺激。

すべり台であれば前後への加速の刺激を入れて遊ぶことができます。

他にもグラグラする遊具などもおすすめです。


お子様によっては、遊具が怖い場合があるので、保護者が一緒に乗ってあげたり、小さなものからチャレンジすると良いと思います。


お家で出来る遊びなら、抱っこで様々なスピード(初めはゆっくり)、様々な方向にぐるぐると回してあげたり、保護者と関わって愛着を形成しながらも感覚を刺激できる遊びがおすすめです。


失敗から学ぶ小脳と失敗しても良い環境づくり

「運動面に不器用さがある」というお子様に関するご相談を受けることがよくあるので、運動発達に深く関わっている小脳についてご紹介します。

小脳は失敗から学ぶ脳の部位ですが、お子様によっては性格や特性、発達の段階の影響もあって失敗を嫌がる場合があります。

一度失敗してすぐに諦めてしまうと、どうしても成長はゆっくりになります。


スパーク西京極でもお子様達一人一人の「失敗」への向き合い方を日々試行錯誤しています。

小脳の働きと、小脳の発達を促すための「失敗をした時の対応」について書いていこうと思いますので

何か参考になればと思います。


小脳は運動を学習する場所

小脳を始めとして、脳の働きにはまだまだ未知のところが多いですが、今のところ言われている小脳の働きを大きく分けると以下の2つです。


・バランス感覚

・運動機能の調節や記憶


実は大きさは大脳の10分の1程度ですが、神経細胞の大部分が小脳にあります。

ギュッと詰まっているイメージですね。


運動機能の調整もバランス感覚も、生まれてすぐに完璧に備わっているわけではありません。

運動経験を通じて発達していきます。


ではどんな運動経験が発達を促すかと言うと、「試行錯誤」する経験です。

例えば平均台遊び。


平均台から落ちるという失敗を繰り返す中で、「次はこうしてみよう」と考えます。

試行錯誤する中で、成功すると「できた!」という成功体験から、ちょうどよい動きの感覚を一度掴めば次から出来る様になっていきます。

この時の感覚を小脳が覚えます。


もちろんその後も失敗しないわけではありませんが。


失敗しても良い環境づくり

小脳は試行錯誤の中で運動機能を高めていくわけですが、子ども達は性格や特性、発達の段階において失敗を極度に嫌うことがあります。

「失敗しそうなことはやろうとしない」

これも療育の際によく聞くお悩みです。


小脳には失敗が必要なのにどうすれば良いのだろう?


これはスパーク西京極でも日々試行錯誤を繰り返しているテーマです。

やはり、お子様一人一人でも違いますし、その日の調子なども違います。


その中でも大切にしているが、「失敗しても良い環境づくり」です。


・大人も失敗する(一緒に遊ぶスタッフも失敗します)

・「失敗しても良いよ」「またやれば良いよ」といった声掛け

・子どもの気がしっかりと活動に向いた時に行う

・挑戦したこと自体を褒める

・応援する

・失敗した時に暗い空気にならないように気を付ける


「失敗しても良い」という声掛けや、大人も失敗する姿を見せることは特に効果的な印象です。

こどもたちの気が向いていない時は無理強いしないこともです。

気が向いた時はすごく頑張ってくれますので。


今回の内容が何か関わりのヒントになれば幸いです。

お終いの時間の切り替え

集中して長い時間楽しんでくれるのは良いことだけれど、なかなかお終いができない。

スタジオでの療育後もよくあるシーンです。


「切り替え」ですね。

ここに難しさを抱える子は少なくありません。

というか、どの子でも初めはそうです。


どういった関わり方で切り替えを促していけば良いのか。

1人1人の性格や個性もあるので、私達も試行錯誤の日々ですが、その方法を少し紹介したいと思います。


①事前にお終いの時間や区切りを伝えておく

遊びが盛り上がってきて夢中になっている時に「はい。今日はお終い。」と言われると、

大人でも少し気持ちの整理がつかないというか釈然としないというか。

子ども達は尚更です。


そうならないために、事前にお終いの時間や区切り(あと何回など)を伝えておきます。

これは子どもによります。

比較的すぐに切り替えられる子には5~10分前に声を掛けますし、

難しい子には遊びが始まる前に伝え、さらに休憩中などに複数回伝えていきます。

遊びの内容自体も、徐々に盛り上がりがクールダウンしていけるように工夫したりしています。


②片付けやお着替えを楽しく

お終いとなると、片付けやお着替えなどをしないといけません。

でもこれがまた子どもにとって面白くないわけです。


どう考えても今までしていた遊びの方が楽しいわけですから、当然切り替えたくありません。

それを楽しい雰囲気にしてしまおうという作戦です。

ただこれは難しい。


スタジオではよく「玄関まで競争!」とか「お片付け競争!」とかスタッフが持ちかけますが、

お家で毎回毎回はできないと思いますし、スパークのスタッフほどに毎回楽しそうな雰囲気前回で接するのも難しいと思います。

できそうな時にたまにやってみてください。


③お終いという言葉を使わずに接してみる

「お終い」という言葉に対してネガティブなイメージを持っていると、終わりたくないのが子どもたち。

なので、していた遊びが終わることよりも、その先の楽しいことを強調して切り替えを促します。


「〇〇行くからお終いにしよう」なのか「〇〇行こう!その前にお片付けしなきゃね」では子どもの反応が違います。

ちょっとした言葉かけの工夫で変わってくるので、いろいろと試してみて下さいね。


④〇〇だけれど〇〇する

「〇〇だけれど〇〇する」力が育ってくるのは4歳ごろですので、発達の段階としてその時期に来ている子には効果のある方法です。


すぐには「終わりたくないけれど、片付けする」にはならないかもしれませんが、

「まだ遊びたいよね。まだ遊んでいいけど、後3回にしよう」など、

子どもの遊びたい気持ちに寄り添いつつ、

少し段階を落とした提案をしてみることで切り替えが促されることもあります。


遊びの中で何が成長するの?

スパーク西京極では、子どもたちの気持ちに寄り添いながら沢山遊ぶことで療育をしています。

というのも、子ども達は遊びの中で学び、成長していくからです。


では具体的に遊びの中でどのようなことが成長していくのでしょうか。



遊びと自己効力感

親や先生からの働きかけで、大小さまざまな心身の機能をつかうことも必要なことです。

それとはまた違って、自発的な要素が強い「遊び」で心身機能を使うことにも大きな意味があります。


遊びの中で子ども達は周囲の環境に働きかけていきます。

周囲の環境は、遊び相手の友人や大人、他にも遊具やおもちゃなどです。

遊び相手に働きかけると会話や行動などの反応が返ってきます。

遊具や玩具に働きかけると、物が動いたり、音がしたりといった反応が返ってきます。


こういった経験を通じて、子ども達は「自分が周りの環境を変える力を持っている」ということを知っていきます。

こういった感覚を「自己効力感」と言います。

自己効力感が高まると、積極的に物事に取り組んだりすることができます。


遊びと精神面の発達

遊びの中で考え、他者と関わっていく中で次のような発達が促されていきます。


〇社会性

遊びの中で他者と衝突をしたり、助け合ったりするなかで社会性を身に付けます。

他者と共に活動していくことの喜びや連帯感を知っていきます。


〇道徳性

思いやりや正義感、善悪の判断も遊びで知っていきます。

遊びの中のルールや世界観を通じて自然と身についていきます。


〇知性

物事を比較したり、判断したり、創造したり。

自由で偶発的な「遊び」という環境だからこそ、自ら考えていくことを必要とします。


〇情緒

欲求を満たしたり、我慢したりといった繰り返し。

遊びの中での自由な感情表現を通じて情緒が育っていきます。


運動面の発達

遊びは多かれ少なかれ運動を伴います。

走り回るような大きく体を使う遊びから、工作などの細かい運動を伴う遊びまで。

そこで知っていく体の使い方は、人生のあらゆる場面で役立っていきます。


スパーク西京極では楽しく遊び込むことを通じてお子様一人一人の全体的な心身の発達を促しています。

子どもがついてしまうウソと対応

幼児期の子ども達は発達の過程で、悪気はなくウソをついてしまうことがあります。

真実と異なることを言うので、大人のこちら側としては対応に困ってしまうこともあるかもしれません。


ですが、幼児期の子どもが付くウソは大人が悪意や忖度を持ってつくウソとは質の異なるものであることも多いです。

その理由を知っていれば、少し対応にも余裕が出てくるのではないでしょうか。


①まだまだ未熟な子どもの悩

幼児期になり、言葉も達者になると「ウソ」を言うようになります。

その理由の1つとして脳の発達がまだ大人と比べて未熟だから。


大人顔負けにしっかり話すので、見かけ上では分かりませんがまだまだ子どもの悩、とくに記憶に関係する場所は未熟です。

なので、過去のエピソードを聞くと、順番や活動が真実と異なる場合があります。

まだ大人ほど多くの物事を一度に記憶しておくことができません。

その記憶の量の差が原因で結果的に「ウソ」になることがあります。


例えば、「遠足で最初は何をしたの?」と聞くと、

実際は最初に遊具で遊んだにも関わらず、「お弁当を食べた」と答えたり。

お弁当の印象が強かったので、それをよく覚えていたということが考えられます。


記憶が大人ほどではないと言うことを踏まえておくと寛容に接することができそうですね。


②話をつなげるためのウソ

子どもたちは、大人と比べるとまだまだお話をする力も未熟です。

筋道を立ててストーリーを語ることも未熟ですし、まだ大人程の語彙力もありません。


それでもお話を繋げていこうと子どもなりに頑張る中で、

大人からすると「ウソ」に聞こえてしまうことを言ってしまうことがあります。


話しを繋げるためにウソを補助的に、本人は悪気無く、使ってしまいます。

対応ですが、まずは話しを遮らず聞いてあげることで、「話したい」という子どもの気持ちを大切にします。

話し言葉は話す中で育ちます。

そして筋道を立てて話すことは、書き言葉の習得にも繋がります。

話したい気持ちを大切にすることで後の発達に繋がります。


③自分の身を守るためのウソ

「叱られたくない」という気持ちから、自分の身を守るために苦し紛れにつくウソもあります。

明らかにお漏らしをしているのに、「してない」。

明らかにお部屋を片付けていないのに、「片付けた」。


バレバレですから、大人のこちらとしては余計に怒ってしまったり、問い詰めてしまったりしそうになるかもしれません。

しかし、それをしてしまうと余計と「身を守るためのウソ」が助長されてしまいます。

子どもなりに「やっちゃった」と思っているわけなので、気持ちを察して代弁するような関わりが良いです。


④現実と願望を混同していることもある

自分の願望と現実とが混同している場合もあります。


例)

現実:友達の玩具を自分が取った

願望:友達が貸してくれる

発言:「〇〇くんが貸してくれた」


この時も、頭ごなしに怒るだけではなく「貸して欲しかった」という気持ちへの代弁をしつつ、ある程度優しく見守ってあげます。

年齢と共に徐々に願望と現実とが区別てきるようになっていきます。


⑤ウソをつけることも発達の一つ

ウソをつけることも発達の1つです。

それは遊びや普段のやりとりの中にも垣間見ることができます。

ウソをつける、ウソを理解できるということは冗談を楽しめることに繋がります。



「え?今背中触った?笑」

「ううん、僕じゃいよ(ニヤニヤ)」

「ほんまに~?笑」


みたいなやりとりを楽しめるのもウソを理解しているから。


ウソをつくようになったことをネガティブとだけ捉えず、

「発達が進んだのかな」とポジティブな面でも捉えてみるのもいいかもしれませんね。



お気に入りのタオルやぬいぐるみを手放せない?

子ども達の中には、お気に入りのタオルやぬいぐるみといった物を常に握りしめている場合があります。

外に行く時も常に手放せずにいると、大人としては「どうしてなんだろう?」と思ってしまいますが、

こういったタオルやぬいぐるみは「移行対象」と呼ばれるもので、無理に取り上げてしまうようなものではないと言われています。


今回はその移行対象について紹介していこうと思います。


心を安定させるために

「移行対象」とは小児科医・精神科医であるウィニコットが提唱したもので、

幼稚園や保育園に通い始める1~3歳の移行期に、母親の代わりに安心の源として持ち歩く客観的な物です。

初期の頃はタオルや毛布等の母親のぬくもりを思わせる柔らかい手触りのものが移行対象になります。


もう少し進むと、ぬいぐるみや人形などの人格を投影できるものを移行対象にします。


乳児期は何か不安なことや嫌なことがあっても、無条件に寄り添い、心のよりどころになってくれていた母親という存在があります。


しかし、幼稚園や保育園に入るころになると、常に母の存在があるわけではありません。

そんな状況下でも、心を落ち着ける為に毛布やぬいぐるみを安心の源にすると言われています。


母親から移行したわけですね。


自然に離れていくのを見守る

移行対象は発達と共に徐々に消えていくと言われており、無理に取り上げる必要はないとされています。

母がいない状況でも、子どもなりに心を落ち着けようとしている過程ですので、やさしく見守ってあげてください。




足裏の刺激と姿勢発達【スパーク西京極での遊びの科学】

「体幹が弱くて姿勢が保てない」といったお悩みをよく伺います。

ふらつかずに真っ直ぐに立つことや、様々な運動の中で姿勢を維持できるためには体幹の機能そのものだけでなく感覚を処理する力が関わってきます。

姿勢における感覚処理で重要なのが、足底(足の裏)からの刺激です。


ご家庭でも可能なアプローチは裸足の時間を増やす事です。


今回はスパーク西京極で最近取り入れている遊び道具を例に解説していきます。

普段の遊びや生活での参考になれば幸いです。


足裏の刺激とメカノレセプター

「体幹が弱くて姿勢が保てない」といったお悩みをよく伺います。

しかし、「では体幹を鍛えましょう」と即答することは難しく、

「どうして体幹が弱いのだろう?」「機能しにくいのだろう」と原因を考える必要があります。

原因の一つとなっているのが、足裏をはじめとした全身の「感覚の問題」です。


足裏をはじめとして、人の皮膚にはメカノレセプター(感覚受容器)と呼ばれるセンサーたくさんあります。

足裏にあるメカノレセプターは圧や肌触りなどから、

「いま体はこっちに傾いている」「真っ直ぐだ」「重心は右だ」「足場はツルツルしている」

などの情報を脳に伝えます。


すると、それに合わせて姿勢をコントロールしようと体幹をはじめとした全身の筋肉でバランスを取ることができます。


つまり、初めの感覚の所に弱さがあると、体幹も上手く機能することが難しくなります。

メカノレセプターは生まれてすぐに完璧なわけではなく、成長と共に様々な経験を積むことで発達していきます。


そのため、足の裏をたくさん刺激できる遊びや生活スタイルが姿勢やバランスのコントロール能力を養います。

スパーク西京極では最近こんな手作りおもちゃを取り入れました!



様々な刺激を足裏に入れ、かつバランスを取ってあそべるようにしています。

足裏の感覚は刺激をどんどん入れることで発達していくので、子ども達もたくさんチャレンジしてくれると嬉しいです。


刺激を入れるには?

上のインスタ投稿にあるように、様々な種類の質感を味わうことが何よりです。

とは言え、なかなか機会がないという場合もあります。

そんな場合は、裸足で過ごす機会を増やしてみてください。

それだけでも刺激がしっかりと足裏に入るので、姿勢維持に役立ちます。


他にも芝生など地面の安全が確保ところで裸足で遊ぶことや、プールに遊びにいくこともなども効果的です。


靴下だとどうしてもワンクッション

スパーク西京極では、遊ぶ際に基本的に靴下を脱いでもらっています。

というのも、靴下があるとどうしても地面とワンクッションあり、レセプターに刺激を入れにくいからです。

刺激が入らないと、当然転びやすくもなりますし、足裏の発達にも効果が低くなります。


感覚の特性

スパーク西京極を利用してくださるお子様たちは、「感覚特性」を持つ場合があります。

特定の感覚に敏感であったり、感じとりにくかったりします。

感覚の特性と姿勢、運動機能は別のように思えますが、今回の内容を踏まえるとそうとも考えにくいですね。


今後も楽しい遊びのなかで、たくさん感覚を刺激しつつ心身の発達を促していければと思います。


具体的な言葉で関わってみよう

喋れるようになった、口が達者になったと言えど未就学児。

まだまだ大人程には言葉でのコミュニケーションは上手ではありません。


どんな伝え方をしていけば、少しでも伝わりやすくなるのか。

今回はその一例である「具体的な言葉」をテーマに書いていきます。


指示や質問をちゃんと理解しているようなしていないような....なんだか不安だなあ。

そう思われる親御さんに何かヒントになればと思います。


ずっとこの話し方をするわけではなく、ちょっと「ん?」と思うなら一時的に段階を下げてみるのも良いですよというくらいの感じで受け取ってもらえればと思います。


好き?

「好きな遊びは何?」と問いかけると「わからない」と答える子、もしくは顔が「?」になっていて質問を上手く理解・処理できていない子がいます。

「好き」という意味が分かっていない場合もありますし、

「好き」の意味が分かっていても好きな遊びが無いから「わからない」と言っているのかもしれません。


後者の場合は今回は一旦置いておきます。

前者の場合、「好き」とか「嫌い」が分かってくるのは3歳ころからなので、まだ年齢的に幼い場合は気長に待ってあげても良いと思います。

実年齢は3歳以上でも発達の年齢が3歳未満の場合もありますので、その場合も急かさず気長に関わっていきます。

とは言え、「〇〇が好き?」「〇〇好きだね」など、「好き」の意味が理解できるように沢山話しかけてあげることは必要です。



遊び?

「好きな遊びは何?」と言う質問で、もう1つ難しいところが「遊び」です。

遊びには膨大な数があります。

おいかけっこ?縄跳び?粘土?すべり台?おままごと?などなど。


「好きな遊び」を答えるには

そういった無限にある活動のことを「遊び」というひとくくりの抽象的な概念として理解する必要があります。


「食べ物」もそうです。

「色」もそうですね。

「人」もそうです。


食べ物が分かりやすいですね。

具体的な「おにぎり」「カレーライス」「ラーメン」などは存在していますが、「食べ物」という「食べ物」は抽象的で存在していません。


まだこれがはっきりとしていない子にとっては、ある意味答えの自由度が高すぎる質問は難しいようです。


具体的に選択肢を示してみる

以上のことを踏まえまして、質問の仕方を変えてみます。

「好きな遊びは何?」

「すべり台が好き?」

「粘土が好き?」


といった感じで、具体的に聞いてあげます。


これは他のシーンでも使えます。

何か嫌なことがあって泣いている。

でも自分では何が苦しいか分からない。


「何が嫌だった?」と聞いても本人はピンと来ていない。



「〇〇が痛い?」

「〇〇されたのが嫌だった?」

「〇〇に行くのが嫌?」


考えられる選択肢を提示していってあげると答えやすくなります。



お片付けが苦手?

お片付けが苦手で、お子さんが部屋をすぐに散らかしてしまうというお悩みはありませんか?

 

楽しく遊んでいるうちにごちゃごちゃになってしまった部屋を見て、せっかくさっき片付けたのに・・・とため息をつきたくなること、ありますよね。

とはいえ、片付けや整理整頓は大人でも苦手なもの・・・。

 

今回は少しでも上手にお片付けが出来る工夫を紹介していきたいと思います。

 

そもそも、どうして片付けが苦手なの?

それは、「わすれっぽい」特性があることが原因の一つとして考えられます。

活動そのものに気を取られて、出したものを片付けることを忘れてしまう・・・

出したものを片付けようとおもっても、どこから出したのかを忘れてしまう・・・

 

部屋が散らかるとどうなる?

散らかっている部屋では・・・

 

・気が散りやすくなる

・物が無くなりやすくなる

 

その結果として

 

・遊びや作業に集中しにくい

・パニックに繋がる

 

あらかじめ環境を整えておくことでそういった事態を防げる可能性があります。

 

部屋が散らかる前に

一番大切なのは、『散らかる前に片付ける』ということです。部屋が足の踏み場もないほど散らかってしまったあとだと、私たち大人でも片付けをするのが億劫になりますよね・・・

 

まずは一緒に片付けを行っていきます。

大人の手助けがある中で片付けの経験を積み、慣れてきたら徐々に大人の援助の手を減らしていきます。

あせらず、子どものペースに合わせてゆっくりと取り組んでいきましょう。

初めのころは定期的に声掛けをおこなっていくのがポイントです。

また、お片付けのやり取りの中で、子どもさんが「手伝って」と言えた際には、上手に言えた事をたくさん褒めてあげて下さい。

 

視覚情報を取り入れてみる!

お子さんの中には、出したものがどこにあったのかわからず片付けられないという場合があります。

それを解消して片付けをするための工夫として、

 

  • 物の置き場所を決める
  • 決めた場所に絵や写真・文字などでマークを付ける

 

などが有効だと考えられます。

 

スパーク西京極でも、療育道具の整理整頓のために引き出しの一つ一つに写真を貼っています!


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スタッフの間でも、 

「なにがどこにあるのかすぐわかって探す時間の短縮になる」

「自分が出したものでなくてもすぐに片付けられる」

と効果が実感できています。

 

そして何よりも、できたことをたくさん褒めてあげることが重要です。

 

「部屋がきれいになってきもちいいね」

 

「きちんとお片付けまで出来てえらかったね!」

 

と声をかけてたくさんほめてあげてください。